岸田首相は、29日、連合が東京都内で開いたメーデー中央大会に、政府代表として出席した。
現職首相の出席は、2014年の安倍元首相以来、9年ぶりとなる。
大会で岸田首相は、「私が進める新しい資本主義の最重要課題は、賃上げだ。今年の春闘は30年ぶりの賃上げ水準となっており、力強いうねりが生まれている。このうねりを、地方へ、中小企業へ広げるべく全力を尽くしていく」と強調した。
岸田首相は、賃上げをめぐって、政府と経済界、労働界のトップが意見交換する「政労使会談」を8年ぶりに開催するなど、労働界と連携する姿勢を示している。会談には連合の芳野会長も出席している。
岸田首相は、こうした取り組みに触れた上で、「力強い賃上げを実現できるようともに取り組んでいこう」と述べた。
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