“買い取り業者”を装い、盗みを繰り返していた窃盗グループの“指示役”とみられる男が逮捕された。

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21日午前9時前、東京・文京区の大塚署から出てきた男。“窃盗グループの指示役”とみられ、窃盗の疑いで逮捕された工藤伸之容疑者(43)だ。

 
 

工藤容疑者の窃盗グループは高齢者を狙い、買い取り業者を装って犯行を重ねていた。

その手口はこうだ。高齢者に「いらない物はありませんか」と電話でアポを取り付けた後、仲間が高齢者の家を訪問する。

イメージ映像。高齢者に家具の高額買取の話を持ちかける
イメージ映像。高齢者に家具の高額買取の話を持ちかける

仲間が家に上がり込むと、「最近はタンスなど高く買い取りしている。写真など撮ってきて」と高齢者に指示をする。

住人が席を外して探している隙に、現金や貴金属などを盗んでいたということだ。

すでに仲間6人が有罪判決を受けているが、工藤容疑者はグループの実質的なトップだ。

2640万円相当の盗みを繰り返していたか

現場には行かず、こう指示を出していたということだ。

工藤容疑者:
買い取り認識のないものを取りに行かせ、気をそらさせ、その間に家探ししろ。

2021年10月の映像
2021年10月の映像

この窃盗グループは1都3県(東京・埼玉・千葉・神奈川)で86件、2640万円相当の盗みを繰り返していたとみられる。

工藤容疑者は「話すことはありません」と容疑を否認している。

(「イット!」 4月21日放送より)

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