16日、ロシアが北方領土奇襲を想定した軍事演習を行い、その映像が公開された。

ベルが鳴り響く中、船の中を駆け回る兵士たちが映像に映っている。

ロシア国防省が16日に公開した、ロシア太平洋艦隊の軍事演習の映像だ。場所は、ロシア極東とされている。

この軍事演習は、敵が北方領土に奇襲を仕掛けたと想定したものだ。

特殊な機器で敵の位置情報を特定して海の中を進む潜水部隊が、銃で敵を迎え撃つ様子も映っている。

今回の演習には空軍、海軍などが参加した。

軍事力を見せつけ、ウクライナへの侵攻を非難する日米をけん制する狙いがあるとみられる。
ワグネル創始者が初めて停戦に言及
一方で、ロシア側のキーマンから予想外の声明もあった。

「ワグネル」創設者・プリゴジン氏:
特別軍事作戦の終了を宣言し、ロシアが計画していた成果を達成したと伝えることが理想的だ。

プリゴジン氏は、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者。

先週末SNS上で表明したもので、プーチン大統領の周辺から停戦について声が上がるのは初めてとみられる。

西側諸国がいぶかる停戦の提案と、その裏で繰り広げられるロシア軍の演習。

真意はどちらにあるのだろうか。
(「イット!」 4月18日放送より)
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