鳥インフルエンザの影響で卵の価格高騰を受け、外食大手では卵メニューを休止するケースが相次いでいる。そんな中、卵を求め連日混雑する場所を取材した。
卵を買い求める客が一気に増加
北海道・札幌市清田区にある「永光農園コッコテラス」。鶏舎内を自由に動き回る鶏が産む平飼い卵の直売や、その新鮮な卵を使ったスイーツなどが人気だ。
この記事の画像(9枚)生産には一般的な卵よりコストがかかるため、価格は高めだが、黄身が甘くて臭みが無く、根強いファンやリピーターが多いという。
しかし、最近ちょっとした変化が…。
永光農園 コッコテラス 永光 洋明 社長:
新規の客がすごく増えている。『卵が手に入らないか』という問い合わせがすごく多い
先週頃から卵を買い求める客が一気に増え、通常の倍以上の人が来店。連日、午前中には売り切れしまうほどだ。
店舗に併設した自動販売機では、本来であれば24時間いつでも卵を購入することができたが、現在は自販機へ補充する分の在庫が確保できず閉店状態に…。
客:
(卵が)スーパーどこにも無くて、電話して聞いてみた。予約していた分とまだ売っていたので、もう一つ買いました。卵は完全栄養食品なので、あるといいと思います
こちらでは今のところ鳥インフルの影響での値上げはせず、スイーツも自社の卵で賄うことができている。
しかし…。
永光農園 コッコテラス 永光 洋明 社長:
正直鳥インフルに感染するリスクは、うちも同じなのでそれが一番怖い。対策を万全にして心配しすぎないようにしています
いまだ全国で感染拡大が相次ぐ鳥インフルエンザ。影響はいつまで続くのか、不透明な状況が続く。
(北海道文化放送)