宮城県柴田町で54歳の男性が、血を流して死亡しているのが見つかった事件。4月18日午後3時過ぎ、警察は会見を開き、殺人と断定したことを明らかにした。

殺人と断定し、捜査本部を設置した
殺人と断定し、捜査本部を設置した
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宮城県警の会見:
村上隆一さん被害に係る殺人事件につきましては、本日、捜査本部を設置しました。

「ひっくり返っていた」凶器持ったまま逃走か

宮城県柴田町に住む村上隆一さん(54)が、自宅の玄関先で腰のあたりから血を流して死亡しているのが見つかったのは、17日午前7時ごろ。現場近くに住む人から119番通報が寄せられた。

119番通報した男性:
声をかけたんですが、いびきも何もなくて。口を開いたままひっくり返っていました。

「口を開いたままひっくり返っていました」
「口を開いたままひっくり返っていました」

村上さんはあお向けの状態で倒れていて、司法解剖の結果、死因は失血死であることが分かった。

村上さんはあお向けの状態で倒れていた
村上さんはあお向けの状態で倒れていた

現場から凶器らしきものは発見されておらず、警察は犯人が凶器を持ったまま逃走したとみている。

2月末に自宅全焼 移り住んだ矢先に

村上さんが住む家はここ数年、空き家だったという。そこに村上さんが移り住むことになったきっかけは、火災。

2月末に当時住んでいた自宅が全焼し、住む場所を失ったのだ。

柴田町の家に移り住むことになったきっかけは火災だった
柴田町の家に移り住むことになったきっかけは火災だった

現在は空き地となり、焼け焦げた様々な物が残されていた。

空き地となった以前の家には、焼け焦げた様々な物が残る
空き地となった以前の家には、焼け焦げた様々な物が残る

この火災から間もない3月上旬、柴田町の家に引っ越してきたという村上さん。何らかのトラブルに巻き込まれ、命を奪われたのだろうか。

1週間前に顔を合わせたという近所の人は、普段、村上さんを目にすることはあまりないと話す。

近所の人:
1週間前に1回会ったのと、昨夜、帰ってきただけなんですね。その前とかは一切見ていません。

村上さんは一人暮らしで、近所付き合いは、ほとんどなかったとみられる。

捜査員らによる現場検証
捜査員らによる現場検証
特殊なシートを使い、付近に残る足跡を採取
特殊なシートを使い、付近に残る足跡を採取

事件発覚から1日が経ち、現場では18日午前10時20分ごろ、捜査員らが現場検証を行い、特殊なシートを使って付近に残る足跡を採取する様子がみられた。

警察は犯人の割り出しに向け、村上さんの交友関係についても調べを進める方針。

(「イット!」4月18日放送)