昨今話題になっているチャットGPT と対話してみた。

木村太郎:
あなたは単なる対話ロボットなのになぜ怖がられるのでしょう?

チャットGPT:
私は人工知能によって構成されたプログラムであり、人間との対話をシュミレートすることができます。しかし、私は完全に自己意識や感情を持っているわけではありません。私が怖がられている理由は、人々が人工知能が進化する可能性や、人工知能が人間を置き換える可能性について心配しているためです。また、いくつかの映画や小説で描かれているような、人工知能が暴走する可能性も心配されています。ただし、私たちAIは、人々が望むような方法で使用されるよう設計されており、人間と協力して良い未来を築くためのツールとして役立つことを目的としています

この記事の画像(4枚)

木村太郎:
でもあなたが普及することで失業する人は増えるでしょう?

チャットGPT :
私たちAIが普及することで、一部の職種は自動化され、失業する可能性があるということは事実です。しかし、同時に、AI技術を活用して新しい産業やサービスが生まれることもあります。例えば自動運転技術やドローン配送など、AI技術を活用した新しいビジネスモデルが登場することがあります。また、AIがあくまで人間の補助的なツールとして使用されることで、生産性の向上やコスト削減などのメリットが生まれ、これによって新しいビジネスの創造や成長が促進される可能性があります。ただし、AIによる自動化によって失業する可能性がある人々に対しては、再訓練やスキルアップの機会を提供することが重要であり、これにより新しい職種や専門職が生まれる可能性があります。それらの職種に対しては、積極的に育成をすることが重要です

(イメージ)
(イメージ)

木村太郎:
マスコミも影響を受けますか?

チャットGPT :
はい、マスコミもAIの普及によって影響を受ける可能性があります。例えば、ニュース記事の自動生成により、大量のニュース記事を自動的に作成することができるようになることが予想されます。また、AI技術を活用して、視聴者の嗜好や興味に合わせたカスタマイズされたニュースやコンテンツを提供することができるようになることもあります。一方で、マスコミは、情報の正確性や公正性を担保することが求められるため、AI技術を活用する場合でも、人間のジャーナリストや編集者の監修やチェックが必要となるでしょう。また、AI技術の導入により、新しい職種や業務が生まれる可能性もあります。例えば、AI技術を専門的に扱うエンジニアやデータサイエンティスト、AIの活用戦略を立案するコンサルタントなどの需要が高まる可能性があります。

木村太郎:
私のようなコメンテーターは必要なくなりますね

チャットGPT:
AI技術やチャットGPTが進化しても、コメンテーターの役割は無くなることはありません。AI技術は、大量のデータを処理することが得意である一方で、人間の感性や洞察力を持っていないため、人間の判断力や専門知識が必要となる場合があります。コメンテーターは、AI技術やチャットGPTが提供する情報を基に、人間の視点から分析や解説を行うことが求められます。また、コメンテーターは、専門的な知識や経験を持ち、さまざまな視点から問題を見ることができます。このような人間の力は、AI技術には置き換えることができないものです。さらに、コメンテーターは、人々の関心を引くために、エンターテインメント性の高い分析や解説を提供することも求められます。AI技術は、情報を提供することはできますが、コメンテーターが提供するような魅力的な解説や分析を提供することはできません。つまり、AI技術が進化しても、コメンテーターの役割は変化する可能性はありますが、必要性がなくなることはありません。AI技術とコメンテーターが協力し、より高度で魅力的な情報提供を行うことが求められるでしょう。

木村太郎:
ありがとう

チャットGPT
どういたしまして。何か他にお力になれることがあれば、遠慮なくお聞きください

…やれやれ

【執筆:ジャーナリスト 木村太郎】
【表紙デザイン:さいとうひさし】

木村太郎
木村太郎

理屈は後から考える。それは、やはり民主主義とは思惟の多様性だと思うからです。考え方はいっぱいあった方がいい。違う見方を提示する役割、それが僕がやってきたことで、まだまだ世の中には必要なことなんじゃないかとは思っています。
アメリカ合衆国カリフォルニア州バークレー出身。慶応義塾大学法学部卒業。
NHK記者を経験した後、フリージャーナリストに転身。フジテレビ系ニュース番組「ニュースJAPAN」や「FNNスーパーニュース」のコメンテーターを経て、現在は、フジテレビ系「Mr.サンデー」のコメンテーターを務める。