アメリカ・ケンタッキー州の銀行で銃乱射事件が発生し、5人が死亡した。容疑者は解雇を通告された従業員だった。
【警察官のボディーカメラ映像はこちらから】
4月10日（月）、ケンタッキー州ルイビルの銀行で25歳の男が銃を乱射し、従業員5人が死亡、8人がけがをした。
「 私はクローゼットにもう1名と隠れています。銃声が聞こえます」と銀行の中から電話通報があった。通報を受けて現場に向かった警察官のボディーカメラには、フロントロビーで待ち受けていた容疑者が発砲した映像記録が残されていた。
「容疑者は倒れた！警察官を助けろ！」
撃ち合いとなり、容疑者は射殺された。
容疑者に頭を撃たれた警察官は重傷を負ったという。警察学校を卒業してわずか10日での出来事だった。
銀行の従業員、コナー・スタージョン容疑者（25）は、解雇を告げられていたという。スタージョン容疑者は銀行の正面玄関から入り、会議室で銃を発砲。その様子をソーシャルメディアでライブ配信していたという。
ケンタッキー州選出のモーガン・マクガービー下院議員は、会見で「容疑者は少なくとも特定の1名に破滅的な行動をとる可能性を伝えていた」と説明した。
事件の日、容疑者の母親も警察に通報していた。母親は「息子が銃を持ってルイビルの銀行に向かったかもしれません。どうしたらいいのか、助けてください。息子はいい子で、人を傷つけたりしない。こんなこと一度もなかったんです。どうかお願いします」と交換手に話し、そのやりとりが記録されていた。
家族によると、スタージョン容疑者は精神的に不安定だったものの、事件を起こす兆候なかったいう。犯行に使われたのはAR15ライフル銃で、事件の6日前に合法的に購入されていた。
（FCIニューヨーク「FCI News Catch!」）
