“年金受給開始年齢引き上げ”の強行採決で批判を浴びるマクロン大統領が、オランダでの演説中にヤジを飛ばされ、演説が中断する騒ぎとなった。

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今、フランスのマクロン大統領が大炎上している。

訪問先のオランダで演説中に…。

聴衆たち:
フランスの民主主義はどこへ行った?どこになくした?どこになくしたんだ!

突然、背後からヤジが飛び、演説は1分ほど中断した。

フランスの抗議活動の様子
フランスの抗議活動の様子

批判されているのは、年金の受給開始年齢を62歳から64歳に引き上げることを、マクロン政権が強行採決したことだ。フランスでは、今も抗議活動が行われている。

さらに、批判を浴びているのはこの件だけではない。

「台湾問題」に関する発言でも炎上

先週、中国訪問の際にこんな発言をしていたのだ。

マクロン大統領:
台湾問題でアメリカや中国に合わせるのは、ヨーロッパにとって最悪だ。

マクロン大統領は、台湾問題は「自分たちの危機ではない」と言い放ったのだ。

この発言がメディアで公開された日、中国軍は台湾周辺で大規模な軍事演習を実施していた。

海外メディアは“中国への抑止力を損ねる”と、マクロン大統領の発言を批判的に伝えている。

 
 

7日、マクロン大統領が中国・広東省を訪問した際は、現地の人々にもみくちゃにされるほどの人気ぶりだった。

まるでロックスターのような待遇を受けた大統領だったが、ふるさとでは一転して大逆風に…。支持率も20%台にまで落ちている。

(「イット!」4月12日放送より)