冷蔵庫でもない、冷凍庫でもない。第3の「冷却庫」が誕生した。
東京都内のベンチャー企業が開発した「ZEROCO」は、温度0度、湿度100%の環境で食品などの鮮度を長期間維持することができる世界で初めての技術を使った「冷却庫」。
雪の中に食材を埋める日本の伝統的な保存方法「雪下野菜」からヒントを得ていて、食品の芯の部分まで、一定の温度と湿度で冷却することで、果物や生もの、乳製品を使った食品を長期間保存できるという。

ZEROCOで冷凍したショートケーキはスポンジには水分が残っていてしっとりしていた。
今後は、長期保存した食品のデータを集め研究機関などで安全性を詳しく検証したうえで事業化を進め、将来的には一般家庭向けの商品も展開していく考え。
(フジテレビ経済部)