これまで焼却処分をしていた学校給食の食べ残しをリサイクルする取り組みが、山形・天童市で始まった。処理費用が年間30万円抑えられるという。
学校給食の食べ残し 年27トンにも及ぶ
天童市の学校給食は、小中学校など計18施設の5,400人分が用意され、食べ残しは2022年度、1日に140kg・年27トンに及んでいた。
この記事の画像(5枚)市では2023年度から、これまで「燃えるごみ」として処理していた給食の食べ残しを、バイオガス発電用などに再利用することにし、11日から実際の取り組みがスタートした。学校から回収した食べ残しを市の学校給食センターで脱水加工し、リサイクル資源として業者に引き渡す。
今回のリサイクルを導入することで、年間に約100万円かかっていた処理費用を30万円減らせるほか、CO2や燃料の削減にもつながる。
天童市学校給食センター・本田秀幸副所長:
ゴミが出ないことが1番いいことだとは思うが、出てしまったものについては、それをどうやって有効活用していけるのか。そういったものを考えながら取り組んでいきたい
回収した業者は、バイオガス発電の燃料やたい肥にして有効に活用するという。
(さくらんぼテレビ)