熊本市の慈恵病院にある、親が育てられない子どもを匿名でも預かる「こうのとりのゆりかご」に預けられ、里親のもとで育った宮津航一さんが4月6日、国会議員らを前に講演した。

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元こども政策担当大臣の野田聖子衆議院議員に招かれ講演
元こども政策担当大臣の野田聖子衆議院議員に招かれ講演

熊本県立大学2年の宮津航一(みやつ・こういち)さんは、元こども政策担当大臣の野田聖子衆議院議員に招かれ、超党派でつくる「生殖補助医療の在り方を考える議員連盟」などの国会議員らを前に講演した。

(東京・参院議員会館 4月6日正午ごろ)
(東京・参院議員会館 4月6日正午ごろ)

テーマは「子供の出自(しゅつじ)を知る権利」で、宮津さんは自らの経験を踏まえ、「真実告知」の必要性を訴えた。

テーマは「子供の出自(しゅつじ)を知る権利」
テーマは「子供の出自(しゅつじ)を知る権利」

宮津航一さん:
お母さん(産みの親)は、予期しない妊娠で(ゆりかごに)預けたという事実を述べるのでなく、あなたを大切に思ったからこそ、ゆりかごに預けたわけであって。幸せに育ってほしいと思って、私たち(養親)のもとに託してくれたのだと。それを伝えるのが「真実告知」だと思っている。

「幸せに育ってほしいと思って、私たち(養親)のもとに託してくれた。それを伝えるのが真実告知だと思っている」
「幸せに育ってほしいと思って、私たち(養親)のもとに託してくれた。それを伝えるのが真実告知だと思っている」

(「イット!」4月6日放送)