友達と服装が“かぶって”しまった、同じものを買ってしまった…。そんな偶然は時々起きるものだが、思いがけず大人数で“奇跡”を起こしてしまったツイートが話題になっている。

親戚の集まりで全員が寿司を買ってきた結果

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Twitterに投稿したのは、タティーノ(@hiyamugiig)さん。写真には、1パック30貫以上の寿司が詰まった、大人数向けと思われるパックが8個並び、その奥にも同じく寿司の入った小さなパックが並んでいるのが見える。

テーブルの表面が見えないほど、まさに“すし詰め”状態に寿司が並ぶ光景に「ぜんぶたべねば…!!」「祭りだ!」「文字通りのすしざんまい」などのリプライが寄せられ、コメント欄もお祭り状態に。

「マグロはいただく」とのリプライにはタティーノさんが「マグロ死ぬほどあるぞ!」と返信する一幕もあり、投稿は21万件を超える「いいね」がつく反響を呼んだ(3月31日時点)。

「寿司パーティーをしよう」と声をかけたとしか思えない光景だが、どうやら集まった親戚たちがたまたま全員寿司を買ってきたという珍現象が起きていたらしい。

この状況はなぜ生まれてしまったのか、そしてこの大量の寿司たちは無事食べきれたのだろうか?タティーノさんにお話を聞いてみた。

11人がそれぞれ「手土産に最適なものを」

――思いがけない寿司パーティーになったこの集まりは、どんな会だった?

人数は全員で11人で、特に込み入った話もない雑談会のようなものでした。


――なぜ11人とも寿司を持ってきた?

事前に親戚と連絡を取り合っていなかったのが1番です。そしてみんなが手土産に最適なものと考えたものが全被りしてしまいました。


――どんどん集まる寿司を前に、どう思った?

寿司の大皿1枚でも普段目にしないのに何枚も運ばれてくる様子を見て、店の中にでもいるような気分でした。夢のような光景に胸が踊ったのは言うまでもないです。

タティーノさんの家族が撮った写真。寿司をぐるりと取り囲んでの記念撮影だったよう
タティーノさんの家族が撮った写真。寿司をぐるりと取り囲んでの記念撮影だったよう

――最後に手土産を持ってきた人は、どんなリアクションだった?

笑った顔を見せつつも「やっちまった…」と言わんばかりの表情でした。

ひと皿ずつ片付けていき、2日かけて完食!

――集まった親戚たちとどんなことを話した?

「○○君は沢山食べるでしょ」「いやいや…」みたいな会話を繰り返しつつ、みんなでワイワイとひと皿ずつ片付けていきました。


――全部食べきれた?

大皿1枚半ほど残したところで皆ダウンしたので、お邪魔した親戚のお家に残った寿司全てを託してきました。次の日の朝には完食できたようです。


――投稿への反響について…

正直1枚の写真がこれだけ多くの方に見てもらえるとは思っていなかったので驚きです。寿司という食べ物がこれほど多くの人に愛されている食材なのだなと実感しました。

タティーノさんによると、事前に「それぞれ食べ物を持ってこよう」「パーティーらしいものを持ち寄ろう」などという話は一切なかったそうで、それぞれが「みんなが喜ぶ手土産を!」と頭をひねった結果、偶然一致してしまったとのこと。

ちなみに、タティーノさんの親戚たちが前回集まったのは、10年ほど前のこと。手土産についてはこれまで「似たものが揃った経験はなかったと思います」ということで、思わず笑ってしまう圧巻の光景は、ひとりひとりが久しぶりに会う機会を楽しみに思う気持ちが起こした奇跡だったようだ。

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。