桜に秘められた物語をお伝えしている「関西桜ストーリー」。和歌山県にある「謎の一本桜」をご存知だろうか。
この記事の画像(9枚)和歌山県田辺市にある世界遺産・熊野本宮大社。かつて境内があった大斉原(おおゆのはら)は、桜の名所としても知られている。
そこから200メートルほど離れた堤防沿いに、ぽつんとたたずむ一本の桜がある。地元では「堤防の一本桜」と呼ばれている。
カップルは:
もともと私、実家は和歌山だが、こんないい所あるんだと感動しました
木陰で団子食べてる女性2人:
この土手ずっと日向でしょ、ここだけ日陰だから、ここを目指してきた。お団子食べるのにちょうどいい
訪れた人を穏やかな気持ちにしてくれる一本桜。しかし、なぜここに一本だけ咲いているのか?
地元の人:
ひとつだけ、ぽつんというのは不思議な感じがしますけど、謎ですね。20年以上前からですね、この桜があるのは。地元にいてもわからない。いわれは聞いてないんですけどね
ガイドの女性:
気づいた時にはあそこに桜があるねという感じ。この堤防に1本だけあるのは、すごくいいロケーション。お弁当食べる時には、あそこの場所いかがですかとお勧めする場所ではありますね
誰がいつここに桜を植えたのか。答えは謎のままだ。
訪れた女性:
植えた人の気持ちを想像すると楽しいですよね、その人の想いを受け取っているかもしれないから、きっといい人だと思います、幸せを願って植えたんだと思います
その昔、ここに桜を植えた人。あなたの桜は今年も咲き誇り、訪れた人の心を癒している。すばらしい桜をありがとう。
(関西テレビ「報道ランナー」3月30日放送)