ミシュランガイド一つ星店の店主だった男が、女性客に睡眠薬入りの酒を飲ませて性的暴行を加えた罪に問われた事件。3月29日、大阪地裁で判決が言い渡された。

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飲食店の格付け本「ミシュランガイド」で一つ星を獲得した、大阪市の日本料理店「榎本」。その店主だったのが、榎本正哉被告(47)だ。

「飲食店への信頼に乗じた悪質な」犯行

榎本被告は、2021年12月と2022年2月、客の女性に睡眠薬を混ぜた酒などを飲ませて抵抗できない状態にさせ、性的暴行を加えた罪などに問われている。犯行現場は、営業中の店の中だった。

これまでの裁判で榎本被告は起訴内容を認めていて、検察は懲役10年を求刑していた。

そして、29日に開かれた判決公判で言い渡されたのは、懲役6年6カ月の実刑判決。

「犯行は飲食店への信頼に乗じた悪質なもの」「同様の手口を繰り返していて、規範意識に乏しい」。大阪地裁の裁判長は“悪質な犯行”と断罪した。

一方で、被害者に対し解決金などを支払っていて、全ての罪を認め反省していることなどが考慮されての判決となった。

(「イット!」3月29日放送より)