秋篠宮家の次女・佳子さまは3月16日、茨城県水戸市の偕楽園を訪問されました。
「日本三名園」の一つで梅の名所としても知られる「偕楽園」。佳子さまは東西梅林を散策し、遅咲きの梅を「とてもきれいですね」「まさに癒やしの場ですね」と堪能されていました。

皇室ゆかりの「左近の桜」を植樹
続いて「左近の桜 植樹式典」へ。桜の花のようなイヤリングを身に付けた佳子さまは、屋外での式典で、距離も保たれることからマスクを外して臨まれました。

「左近の桜」は、平安時代に京都御所の庭に植えられたと伝えられ、現代まで代々受け継がれてきたヤマザクラです。約200年前に苗木が水戸藩に贈られ、昭和38(1963)年偕楽園にも植えられましたが、令和元(2019)年9月の台風15号で倒れてしまいました。

そこで今回、宮内庁から改めて苗木の提供を受け同じ場所に「左近の桜」を植えることに。
地元の小学生からスコップを受け取り、苗木の根元に丁寧に土をかけ、皇室ゆかりの桜が成長し、再びきれいな花が咲くことを願われました。

ろう学校の園児・児童・生徒とご交流
植樹式典に先立ち、佳子さまは水戸市内にあるろう学校へ。幼稚園児や小学生合わせて28人の子どもたちから歓迎を受けられました。
口元の動きや表情が分かるように、透明のマスクを着けられた佳子さま。
手話を交えながら「こんにちは。みんな同じクラスですか?」「授業は何が好きですか?図工好き?みんな図工が好きなんですね」などと交流されました。

体育館では、中高生の代表から日頃の学校生活について説明を受けられました。
ドレス作りやパン作りなど実習について説明した生徒に「作りたいものは何かありますか?」「これから頑張りたいことはありますか?」などと質問を重ね、部活動でダンスをしている高校生には「ダンスが好きなんですか?私も好きです」と話しかけていらっしゃいました。

藩校・弘道館をご視察
佳子さまは最後に水戸藩の藩校だった「弘道館」をご視察。水戸にしかないといわれる品種の梅「烈公梅(れっこうばい)」が満開の庭をご覧になり、水戸藩の歴史や文化について説明を受けられました。


佳子さまは「とても勉強になりましてうれしかったです」と感想を述べられたということです。
(「皇室ご一家」3月24日放送)