アメリカの無人機に、ロシアの戦闘機が衝突した。
この記事の画像(15枚)黒海上空を飛ぶアメリカの無人機につけられたカメラからの映像。
斜め後ろから、飛行機が近づいてきた。ロシアの戦闘機だ。
ロシアの戦闘機は白い煙のようなものを出し、どんどん接近してくると…
カメラの映像が乱れた。
ロシアの戦闘機は、もう一度同じ方向から接近する。
また、カメラの映像が乱れた。
カメラの映像から、アメリカの無人機のプロペラが曲がっているのがわかる。
現場は、ウクライナ南部に面した黒海の上空。
アメリカは、ロシアの戦闘機が進路を妨害し、衝突した際の映像だと主張。一方、ロシア側は衝突そのものを否定している。
ロシアの戦闘機は、なぜ危険な行動をとったのか。
戦闘機が危機的な状況にあると装ったか
白い煙のようなものの正体にヒントがあった。
白い煙は、戦闘機の燃料。
フジテレビの能勢上席解説委員は「緊急用の燃料噴射装置を使って、戦闘機が危機的な状況にあると装い、無人機のカメラなどの機能を低下させようとしたのではないか」と指摘した。
その後、無人機は海に墜落した。
ロシアは機体を回収しようとしていて、アメリカは機密情報を遠隔操作で消去したとしている。
(「イット!」 3月17日放送より)