特殊詐欺でだまし取った金を、多目的トイレで回収していたとみられる男が逮捕された。

11日、カメラに向かってポーズをとる兼行容疑者(東京・武蔵野署)
11日、カメラに向かってポーズをとる兼行容疑者(東京・武蔵野署)
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警察車両の中で、サングラスをかけ、カメラに向かって親指を立てたり、手を振ったりする男。

兼行正大(かねゆき・まさだい)容疑者(34)は2022年、仲間と、千葉県の80代女性に警察官などを装い電話をかけ、キャッシュカード2枚を盗んだ疑いが持たれている。

現金の回収役とみられ、19歳の女がカードで引き出した現金115万円を「多目的トイレ」で受け取っていたとみられている。

兼行容疑者は黙秘しているが、警視庁は、グループに8000万円以上の余罪があるとみて調べている。