放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書を巡り、公明党の山口代表は12日、文書の正確性などの説明責任について「総務省がしっかり尽くしていくことが大事だ」と述べた。

視察先の横浜市で記者団の取材に対し、山口代表は、文書を巡る「説明責任は、総務相自身がしっかり尽くしてくことが大事だ」と指摘した上で、「内容が国民にわかりやすい説明を尽くしてほしい」と求めた。

総務省の文書を巡っては、高市経済安保相が、自身に関する内容について「捏造だ」などと述べていて、総務省は正確性についての調査状況を10日に発表したものの、「引き続き精査が必要」としていた。

一方、野党は「政治的公平」の解釈について「曖昧だ」として撤回を要求しているが、山口代表は、「(野党と政府)双方の主張をぶつけ合うだけではなく、総務省として、あるいは政府全体としてきちんと明快な考え方を示すべきだ」と述べた。

政治部
政治部

日本の将来を占う政治の動向。内政問題、外交問題などを幅広く、かつ分かりやすく伝えることをモットーとしております。
総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。