アメリカの情報機関は、8日、安全保障上の脅威に関する年次報告書をとりまとめ、中国が、ロシアとの協力関係を通じアメリカに挑戦し続けようとしているとの見通しを示しました。
報告書で中国について、ウクライナ侵攻が続く中ロシアと外交や防衛、経済関係を維持し「協力関係を通じてアメリカに挑戦し続けようとしている」との見通しを示しました。


またロシアについても中国と連携し「戦略的な関係を維持することになる」との見方をしています。報告書ではアメリカの安全保障上の脅威となる国として、中国やロシア、イラン、北朝鮮の4カ国を挙げています。
アブリル・ヘインズ国家情報長官は、8日、連邦議会上院の公聴会で、「世界中で経済的、技術的、政治的、軍事的に米国にますます挑戦している中華人民共和国は、私たちの比類のない優先事項であり続けています」と訴えました。