自民党と立憲民主党の参院国対委員長が8日、国会内で会談し、「議場での陳謝」を事実上拒否したNHK党のガーシー議員への「除名」も含めた新たな懲罰を、15日に正式決定することで合意した。

国会への欠席を続け、「議場での陳謝」が科せられていたガーシー議員は、訪問先のトルコから帰国せず、8日の国会も欠席し、「陳謝」を拒否した。
尾辻参院議長は「院内の秩序を乱した」として、ガーシー議員を再び懲罰委員会に付託すると宣言した。
こうした中、自民党と立憲民主党の参院国対委員長が8日、国会内で会談し、ガーシー議員への新たな懲罰を15日の本会議で正式決定することで合意した。
新たな懲罰については、自民党の世耕参院幹事長が「除名が視野に入った調整になってくる」と述べるなど、最も重い「除名」を軸に検討が進められている。
除名されれば、ガーシー議員は国会議員の身分を失うこととなる。