国会への欠席を続け、「議場での陳謝」の懲罰が科せられたNHK党のガーシー参議院議員が、日本時間のきょう未明、滞在先の中東・ドバイで初めて対面での取材に応じた。

帰国に向け「チケットの仮押さえはしてます」

ガーシー議員は「国民全員に謝らなければならない」と帰国して陳謝する考えを示した。

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NHK党・ガーシー参院議員:
国民全員が税金を払ってるんでね。歳費をもらっている以上、全員に対して謝まらなきゃいけないなという考えになっています。ほとんどの人が画面でしか見たことない人ばっかりなので、その人たちの前で謝るときに、国会議員としての責任みたいなものを初めて感じるんじゃないかなって気がします。

スーツ姿で議員バッジをつけて…
スーツ姿で議員バッジをつけて…

ガーシー議員は、滞在先のアラブ首長国連邦のドバイで、スーツ姿に国会議員のバッジをつけて、FNNの対面取材に応じた。

ガーシー議員が国会欠席への懲罰として「議場での陳謝」を行う参議院本会議は8日午前に開かれる。

NHK党・ガーシー参院議員:
8日の10時にちゃんと出られるように帰るということです。帰るのであれば。チケットの仮押さえはしてます。僕、あさってからトルコ行くんですよ。トルコから日本に飛ぶと思います。帰るのであれば。

ガーシー議員は、トルコの地震の被災地を訪れ、その後に帰国する考えを明らかにした。

帰国した場合は、今の国会が終わる6月まで「日本にいる」と話した。

「ボディーガードを連れて帰ろうと…」帰国にためらいも

また、ガーシー議員を巡っては、警視庁が複数の著名人を脅迫した疑いなどで捜査しているが、ガーシー議員は、インタビューの中で任意の事情聴取に応じる考えを示した上で、次のように語った。

NHK党・ガーシー参院議員:
日本に帰国した方がいいっていうのも分かってるんですよ。でも、かなりの覚悟を持って入らないと叩き潰されると思っているので、相当今悩んでます。自分で雇ったボディーガードを連れて帰ろうと思ってるんですね。それぐらい正直、命の危機を感じています。

ガーシー議員は、帰国をためらう思いも語っていて、実際に帰国して陳謝に応じるのか、最終判断が注目される。

政治部
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総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。