長引く物価高の影響で、消費者がスーパーで購入する商品の数を抑えていることが分かった。

東芝データによると、約110万人のレシートデータから全国のスーパーでの買い物動向について調査したところ、平均購入金額は前の年と比べ27円減少したという。

平均単価が約4.2%上昇した一方(約プラス9.1円)、平均購入数量は約5.0%減少していて  (約マイナス0.61点)、長引く物価高の影響により、購入する商品の数が減っている実態が浮き彫りとなった。

3月以降、食料品や日用品など3000品目以上の値上げが予定される中、家計への負担が続くことが懸念されている。

経済部
経済部

「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
世界的な課題となっている温室効果ガス削減をはじめ、AIや自動運転などをめぐる最先端テクノロジーの取材も続け、技術革新のうねりをカバー。
生産・販売・消費の現場で、タイムリーな話題を掘り下げて取材し、映像化に知恵を絞り、わかりやすく伝えていくのが経済部の目標。

財務省や総務省、経産省などの省庁や日銀・東京証券取引所のほか、金融機関、自動車をはじめとした製造業、流通・情報通信・外食など幅広い経済分野を取材している。