ついに、あの朝の定番にまで値上げの波が…。2022年から続く「値上げラッシュ」が2023年も止まらない。3月は、庶民の味方「納豆」が値上げに。今できる値上げ対策に迫った。

納豆も値上げ…最新の“節約術”は?

とうとう、庶民の味方「納豆」までも、値上げの波が迫っている。

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タカノフーズは、3月から「おかめ納豆」などの納豆や豆腐類など、すべての商品の出荷価格を12%から20%値上げする。

物価の優等生“納豆”の値上げに対して街の人は…

客:
すべて上がっているからやりくりするしかない

客:
血をサラサラにするとかその辺で欠かせません

客:
安い方がいいけど生産者を考えると、程よい値上げにしてくれた方がみんなハッピーだと思う

粘りに粘った納豆もついに値上げ…。次々と押し寄せる値上げの波に対抗する節約術を探った。

値上げラッシュの中、粘りに粘ってきた納豆もついに3月から値上げされることになった。
業界シェアナンバーワンのおかめ納豆の値上げは、他の納豆にも波及する見込みだ。

マルコストアー・山川悟史社長:
全国的にタカノフーズの納豆はだんとつ。当然トップブランドが上がると他のブランドもあがってくる

そうした中、マルコストアーがお勧めするのは、プライベートブランド。

マルコストアー・山川悟史社長:
オリジナル納豆は現状の価格のまま据え置きさせていただこうと思う。3月いっぱいはまず上がることはないことは約束できる

マルコストアーオリジナルの道産大豆納豆は4個入りで税別69円。

タレや辛子などをつけないからこそ実現できた価格だという。

一方、少しでも価格を抑えたい人にお勧めなのは「買いだめ」。

正しい保存方法を専門家に教えてもらった。

料理研究家・島本美由紀さん:
日付よりも長めに保存したい場合は1つは冷蔵でチルド室で保存してください。チルド室は冷蔵室の温度よりも低めでだいたい0~2℃で菌の活動も休んでくれるのでおいしさがながもちします

チルド室に入れておけば、開け閉めによる温度変化も少ないため、より長持ちするという。

さらに買いだめしたい人におすすめなのが冷凍保存。しかし、ただ冷凍庫に入れるのは間違いだという。

料理研究家・島本美由紀さん:
このまま冷凍室に入れてしまうと冷凍庫内から匂いを吸ってしまうので

納豆のパックに空いている穴は、納豆菌を発酵させるため。

このまま冷凍すると冷凍庫の臭いを吸い、風味が損なわれるという。

料理研究家・島本美由紀さん:
3か月おいしくもたせたいときはラップで包んで冷凍保存袋に入れて保存していただければ、大体3か月は保存できる。

納豆は1つずつ穴をふさぐようにラップ。さらに保存袋に入れることで、なるべく空気に触れさせないのが重要だという。

食べる前に、半日から1日冷蔵庫で自然解凍。時間がない人はレンジで軽く温めても美味しく食べられるという。

さらに、冷凍ならではのこんなアレンジも…

料理研究家・島本美由紀さん:
納豆を冷凍していただければ、ひきわり納豆が簡単に作ることができます。凍っているので納豆独特の粘りがないので切ることができます。そのまま器に入れて常温に戻せばひきわり納豆になるので、いつもと違った味わいになります

食卓に欠かせない納豆にまで及んだ値上げの波。上手に冷凍保存を活用すると、節約にもつながるかもしれない。

(北海道文化放送)

北海道文化放送
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