知床沖で遊覧船が沈没した事故の裁判は、運航会社の社長に6月17日、判決が言い渡されます。現場にいなかった社長の責任を追及することができるのか。司法の判断が注目されます。

 乗客乗員20人が死亡し、6人が行方不明になっている知床沖の遊覧船沈没事故。事故から4年余りがたって17日、知床遊覧船の社長・桂田精一被告に判決が言い渡されます。

 業務上過失致死の罪に問われた桂田被告の裁判で争点となっているのは、事故当時、陸にいた桂田被告の「予見可能性の有無」です。

 検察側は事故当時、波浪・強風注意報が出されていたことなどから、「悪天候が予想された中で出航させることは乗客を危険にさらすことだと予見が可能だった」として禁錮5年を求刑しました。

 一方の弁護側は事故の原因は遊覧船のハッチの不具合で、「国の検査で不具合が見過ごされ、把握できなかったため、事故は予見できなかった」と無罪を主張しています。

 初公判で「事故を防げなかったことを重く受け止めている」としながらも、「私には罪が成立するのかわからない」と述べた桂田被告。

 判決は17日午前10時30分に釧路地裁で言い渡されます。

北海道文化放送
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