4月に行われる衆議院の補欠選挙について、自民党の石破元幹事長は26日、「自民党が持っていた議席は必ず守らなければいけない」と述べ、4選挙区のうち3選挙区で自民党の候補者が当選できるかが「勝敗ライン」との認識を示した。

石破氏は、東京都内で開かれた自民党大会後に記者団から衆院補選の「勝敗ライン」について問われ、「自民党が持っていた議席は必ず守らなければいけない。一つでも落としたらダメだ」と述べた。
衆院で欠員となっている千葉5区、和歌山1区、山口2区、山口4区は、4月に補選が同時に実施される。このうち、自民党議員の辞職などにより選挙となるのは3選挙区で、石破氏は、「3勝1敗」が自民党としての勝敗を分けるラインとの認識を示した形だ。
衆院補選を巡っては、党大会で岸田首相が、「何としても自民党の議席を守り抜いていこう」と述べていた。