上野動物園のシャンシャン中国へ
上野動物園で愛されてきたジャイアントパンダ「シャンシャン」が中国に返還されることになり、21日午後成田空港を出発した。出発時、空港には別れを惜しむ熱心なファンが駆けつけた。

シャンシャンは21日午後0時45分ごろ、成田空港で多くのファンに見送られ、返還される中国へ出発した。



6時間に及ぶフライトに備えシャンシャンに差し入れられたのが、パンダ団子。

大豆・コメ・トウモロコシ・砂糖などで作られているという。

その旅立ちを見送ろうと成田空港に来ていたファンの中には、シャンシャンを乗せた飛行機の出発に涙する人も…

見送りに来ていたファンA:
子どもと引き裂かれるような、つらい気持ちです
見送りに来ていたファンB:
生きがいになっていました。なくてはならない存在というか。ちょっとお金をためて、頑張って中国に行きたいなとは思います
和歌山の父娘パンダ3頭も最後の観覧日
一方、和歌山・白浜町にあるアドベンチャーワールドでは21日、3頭のパンダが最後の観覧日を迎えた。

同じく中国に返還されるのは、8歳の双子「桜浜」「桃浜」。

30歳と高齢になった父親の「永明」の3頭。
永明は1994年に来日して以来、16頭の子どもをもうけ「スーパーパパ」として親しまれてきた。

21日は中国に旅立つ3頭の姿を最後に一目見ようと園には、多くの人が詰めかけていた。

今回4頭が返還されると日本で見られるパンダは、上野動物園の「リーリー」「シンシン」「シャオシャオ」「レイレイ」、アドベンチャーワールドの「良浜」「結浜」「彩浜」「楓浜」、神戸市立王子動物園の「タンタン」の合わせて9頭に減ることになる。
(イット! 2月21日放送より)
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