日本の領空内を飛行した中国のものとみられる気球について、磯崎官房副長官は16日、詳細な経路を明らかにせず、「日本の情報収集能力を明らかにする恐れがあることから、答えを差し控える」と説明した。
政府が「中国が飛行させた無人偵察用気球と強く推定される」としている気球について、磯崎副長官は16日午前の会見で、打ち上げ場所や飛来してきた方角などを問われたが、「詳細については答えを差し控えたい」と述べた。


磯崎副長官は、理由について「我が方の情報収集能力を明らかにする恐れがある」と説明した。
4日にアメリカ東部の沿岸で撃墜された中国の偵察気球については、アメリカメディアが、政府関係者の話として、中国・海南島の基地から離陸後、太平洋を東に向かう途中で、進路を北に変えたなどと報じている。