参議院選挙について詳しくお伝えする「もっと投票の前に」。
選挙戦2日目の7月4日は、私たちの投票で大きな判断材料になる各党の政策を見ていきます。
日々の暮らしで大きな負担になっている物価高。
各党とも給付や減税などの対策を最重点として掲げています。
まず消費税については、自民党は現在の税率維持ですが、公明党は公約の枠外で、食料品の税率引き下げに含みを持たせています。
そして野党各党は減税ですが、内容に違いがあります。
立憲・維新が時限的な食料品0%、社民と保守は恒久的に食料品0%、国民民主は時限的に一律5%、共産・参政は段階的廃止、れいわは即廃止を盛り込んでいます。
フジテレビ 政治部・高田圭太デスク:
現時点で政治的な責任の小さい政党ほど、大胆な減税や廃止に踏み込んでいます。財源や実行力、責任も含め、私たちは広い視野で見る必要性がありそうです。
一方、消費税以外の家計支援では、自民と公明が一律2万円、子供と低所得者に4万円の給付、立憲は一律2万円、れいわは10万円、参政は子供に月10万円の給付。
維新は社会保険料引き下げ、共産は国民健康保険料引き下げ、国民民主は所得税減税など千差万別です。
そしてもうひとつ、各党のスタンスが大きく分かれているのが選択的夫婦別姓です。
与党は慎重な自民と推進の公明に分かれ、野党も賛成の立憲・国民・共産・れいわ・社民、反対の維新・参政・保守と割れています。
フジテレビ 政治部・高田圭太デスク:
政党や候補者の公約を見比べつつ、全体的な姿勢や信頼性なども見極め、幅広い視点で判断することが求められます。