リオパラリンピックでは初出場ながら7位入賞を果たしたアーチェリーの上山友裕選手(三菱電機)、32歳。

大学1年生のときにアーチェリーを始めた上山選手は、大学卒業後、社会人1年目のときに原因不明の病にて両下肢麻痺になってしまったという。

それでもアーチェリーに対する情熱は消えず、パラアーチェリーに転向した。

自宅の練習場は「大切な場所」

初めて出場したリオパラリンピックで上山選手は「ブラジルの選手に対するブラジルの人たちの応援がめちゃくちゃすごいなと思ったので、その会場で見ていたときに次は自分の番やな」と思ったという。

上山選手のリカーブ部門は70メートル先の的を射る競技。中心の10点は直径がたったの12.2センチ。

より中心に当てるためには実戦練習をこなすしかない。

しかし、新型コロナウイルスの影響で練習場がおよそ1ヶ月半閉鎖され、弓を引く機会がなくなると培った精度が落ちてしまう。

そこで、上山選手は自宅に作ったガレージの練習場で練習していたという。

この練習場は家でも練習ができるようにと、5年前に亡くなった父親とともに作った大切な場所。

約2メートルの距離しかとれないが、この環境が重要だという。

上山選手は「左手で押して右手で引くんですけど、肩周りの筋力は弓を引くことで一番補われるんです。再出発するときにうまくスタートが切れるんじゃないかなと思っています」と明かした。

上山選手には「パラリンピックの会場を満員にして金メダル」という大きな目標がある。

「4年、ずっと言い続けていることが5年に延びただけなので、そこは変わらずやっていきたいなと思います」と笑顔で語るように、上山選手はこの目標を達成するためにまっすぐ前を見据えている。

(「パラ★DO!」毎週土曜、15時25分~※関東ローカル)
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