天皇皇后両陛下は、1月25日、お住まいの御所と福島県三島町の特別養護老人ホーム「桐寿苑」をオンラインで結び、入所者と交流されました。

「敬老の日」にちなんだ高齢者施設のご訪問。去年の秋はエリザベス女王の国葬への参列などがあり、この時期に実施されました。

高齢者施設をオンライン訪問される両陛下(皇居・御所)
高齢者施設をオンライン訪問される両陛下(皇居・御所)
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この施設の取り組み「回想法」

この施設では、認知機能の改善のため、過去を思い出しながら語り合う「回想法(かいそうほう)」という心理療法を取り入れています。

「桐寿苑」では「回想法」という心理療法を取り入れている(福島・三島町)
「桐寿苑」では「回想法」という心理療法を取り入れている(福島・三島町)

この日は、雪道を歩くために使われた「かんじき」など、昔の生活用品を手に取りながら、思い出を話す取り組みが行われ、両陛下はその様子をご覧になりました。

 
 

入居者と和やかにご懇談

陛下は「かんじきを履くと歩きやすいのですか?」、皇后さまは「足が濡れることも?」とそれぞれ雪国の暮らしについて尋ねるなど、入所者と和やかに懇談されました。

両陛下と懇談した中丸一雄さん

入所者・中丸一雄さん:
本日、天皇陛下とお話ができたことは、本当に生涯の宝だと思っております。本当に良かったです。

懇談される両陛下
懇談される両陛下

最後に両陛下は、「くれぐれもお身体を大事になさってください」と入所者たちの体調を気遣われていました。

(「皇室ご一家」2月12日放送)