夏が終わろうとしている南極の様子を、フジテレビ南極取材班・大塚隆広記者が中継でお伝えする。

白夜がなくなり、日が落ちると、空があかね色やピンク色に染まるようになった。

南極の短い夏も終わろうとしている。

南極の現在の様子を、ドローンを使ってお伝えする。

普段、昭和基地は雪に覆われているが、地面が見えているのは、この数カ月の間、必死に雪かきをしたことによるもの。

さまざまな形の建物があるが、多くは観測のためのもの。

基地の周りは海氷に覆われた海になっていて、映像の海は、北の浦という基地からすぐそばの海。

海氷に裂け目、クラックができている。

この海氷で魚の生態系を調査したり、海氷の研究などが行われるが、現在はそうした活動も終わり、人の姿は見られなくなった。

オングル海峡には、氷が開いた海に巨大な氷山が浮かんでいる。

その先には南極大陸が見える。
映像からは、分厚い氷が壁のようにそびえ立っているのがわかる。

これから長くて厳しい冬がやってくる。
ペンギンたちも、海が氷で覆われる前に、北へと移動を始める時期が近づいている。