岸田首相は31日、旧民主党政権が導入した子ども手当を巡り、過去に自民党が所得制限を設けるよう主張し、旧民主党政権を批判したことについて「反省すべきものは反省しなければいけない」と述べた。
旧民主党政権は所得制限のない子ども手当を導入したが、自民党は当時、所得制限を設けるよう主張し、旧民主党政権を激しく批判していた。
立憲民主党の長妻政調会長は31日の衆院予算委員会で「所得制限なしの支給は『バラマキだ』と相当な批判を受けた」とした上で、自民党内から児童手当の所得制限撤廃を求める意見が出ていることについて「反省と総括がなければ、信じられるわけない」と述べた。
これに対し岸田首相は、「議論の際に、発言が節度を超えていたのではないかという指摘は謙虚に受け止め、反省すべきものは反省しなければならない」と述べた。