岸田首相の長男・翔太郎秘書官が首相の欧米歴訪に同行した際、公用車を使い、観光地などを訪問したと一部で報じられたことを巡り、松野官房長官は30日、翔太郎秘書官が同行中に撮影した写真について「現時点では対外発信に使用していないものと承知している」と述べた。
翔太郎秘書官を巡っては、首相の欧米歴訪に同行した際、公用車を使って観光地などを訪問したと一部で報じられた。
木原官房副長官は27日の会見で「対外発信の写真素材集めだ」として、街の風景やランドマークを撮影していたことを明らかにした。
松野長官は30日の会見で「岸田秘書官が外国訪問中に撮影した素材は、日程終了直後に対外発信に使用することもあれば、一定期間素材を収集し、後日、それらを一連の活動記録として対外発信に使用することもある」とした上で、「今般の外国訪問中に撮影した素材については現時点では対外発信に使用していないものと承知をしている」と説明した。