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16日、福岡市のJR博多駅近くで、川野美樹さん(38)が男に刺され死亡した事件。
司法解剖の結果、死因は失血死であることが新たに分かりました。

幼い子供を残し、突如、命を奪われた川野さん。男はなぜ、川野さんを狙ったのでしょうか。

「ストーカーみたいにつけられた」親戚が語る“トラブル”

「今月18日です…だからいつも(親戚の)お父さんがステーキをね、お祝いでやったりね…ショックです」

本来ならば、きょう1月18日に39歳の誕生日を迎え、家族や親戚からお祝いされるはずだったと話すのは、川野さんの親戚です。「めざまし8」に悲痛な胸の内を明かしてくれました。

川野さんの親戚の女性: 
雨が降るもんだからね。(川野さんが)「今から帰るから迎えに来てほしい」って言って。
博多南駅に母親が迎えに行って…あまりにも帰って来ないから、携帯に電話を入れたら警察が出たみたいでね。その時には心肺停止だったみたいでね…。

16日は雨が降っていたため、仕事終わりの川野さんを乗せるため、母親が現場周辺の駅まで車で迎えに来ていたといいます。

親戚などによると、昼間は派遣で事務系の仕事をする傍ら、夜は時折、飲食店で働いていたという川野さん。
その一方で、頭を悩ませていたのが“男女間のトラブル”でした。

川野さんの親戚の男性:
2022年8月~9月の辺りまでは(男性と)付き合っていたみたいだね。
(別れた後に)ストーカーみたいにつけられたということだね。警察に何回か相談に行ったって。

トラブルになっていた男性は、かつて同じ飲食店で働いていた元従業員。
男性の束縛が強かったことが原因で、破局に至ったといいます。その後、飲食店を解雇された男性は、川野さんを逆恨みして、つきまとい行為を始めたというのです。

川野さんの親戚の男性:
(前に)ちらっと車でここに送ってきて、車の外からガラス越しに見たら、ちらっと見たけど。どんな顔かは分からなかった。つけられてたら、もう家を変わるか、職場を変わるわけにもいかないから、道順を変えたりね。

警察に複数回相談し、警察は、元交際相手に対してストーカー行為の「禁止命令書」を交付し、自宅周辺をパトロールしていたといます。
警察にストーカー被害の相談をしていた中で起きた、今回の事件。

親戚からは悲痛な声が…

川野さんの親戚の女性:
早く(犯人が)捕まってほしいです。それこそ目の前に現れたら、ぶん殴ってやりたい。…そういう気持ちです。

川野さんの親戚の男性:
たまらんですよ。孫みたいに育ててきて。本当にまさかと…。

警察は、この元交際相手の男性が何らかの事情を知っているとみて捜査。
現在、この男性とは連絡が取れていません。

(めざまし8 1月18日放送)