共産党は5日、全国の代表者が集まる会議を党本部で開き、志位委員長は、岸田政権との対決姿勢を鮮明にして、「衆院の解散総選挙に追い込む」と気勢を上げた。

共産党の中央委員会総会で、志位氏は、「脇目もふらず党勢拡大に前進したい」と述べ、若い世代の取り込みなどを通じて、党の勢力を広げることに強い意欲を示した。

また、岸田内閣が新たな「国家安全保障戦略」などを策定し、防衛費の大幅な増額を決めたことをめぐり、「専守防衛を覆す大軍拡をやると言うなら、国民の審判を仰げと強く求めて戦おう」として、対決姿勢を鮮明にした。

その上で、「岸田政権打倒の国民的大運動をおこし、解散総選挙に追い込み、共産党の躍進を勝ち取ろう」と訴えた。

志位氏は、次の衆院選について「比例代表で650万票、10%以上を獲得して、すべての比例ブロックで議席を獲得する」との目標を明示。そして、「総選挙で反転攻撃をするには『130%の党』が必要だ」と述べた。

政治部
政治部

日本の将来を占う政治の動向。内政問題、外交問題などを幅広く、かつ分かりやすく伝えることをモットーとしております。
総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。