12月22日(木)に大阪府門真市の東和薬品RACTABドームで開幕する全日本フィギュアスケート選手権。

初日となる22日(木)には、アイスダンス・リズムダンスと女子のショートプログラムが行われる。

羽生結弦のプロ転向など、新たなステージへと歩みを進める日本フィギュア界はまさにシン・フィギュア時代。

今シーズンもさらに盛り上がりを見せるカップル競技。アイスダンスには6組がエントリーしている。

【アイスダンス】第1グループ

全日本の開幕を告げる、アイスダンス・リズムダンス。

競技は22日(木)14時45分ごろからスタートする。

矢島 榛乃・松井 努夢組
矢島 榛乃・松井 努夢組
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(1)初出場
矢島 榛乃(やじま はるの)23歳/西武東伏見FSC
松井 努夢(まつい つとむ)20歳/明治大学

樋口豊コーチの声かけがきっかけでトライアウトの末、今年結成したばかりのカップル。男性の松井が177センチと高身長でダイナミックな演技が見せられる。

結成してまだ日が浅い2人は、ユニゾンを徹底的に体に染み込ませて挑む全日本。西日本の時よりもスコアアップが目標だ。

菊池彩子・池田喜充組
菊池彩子・池田喜充組

(2)初出場
菊池 彩子(きくち さいこ)21歳/法政大学
池田 喜充(いけだ よしみつ)22歳/西武東伏見FSC

女性の菊池がアイスダンス経験者の池田に声をかけ、今年4月にカップルを結成。経験の浅さを埋めるべく、曲かけを中心に練習し、西日本選手権で公式戦デビュー。

2人で挑む初めての全日本では「1年目なので、まずはみんなを楽しませるスケートができたら良い」と意気込む。

高橋ニコル・シャイロー・ジャド組
高橋ニコル・シャイロー・ジャド組

(3)初出場
高橋 ニコル(たかはし にこる)25歳/Dream FC
シャイロー・ジャド 27歳/USA

去年も全日本の出場権を得ていたが、コロナ禍の入国制限のため、出場を断念。悔しい思いを味わったが、その分、フットワークや基礎を磨いてきた。

フリーはジャドが自ら編曲し、こだわり抜いた意欲作。他のカップルにはない、モダンな演技は大人の魅力満載。

西日本選手権で優勝を果たし、2人で挑む初めての全日本に進出。目標は表彰台!

【アイスダンス】第2グループ

(1)初出場
木下 あかり(きのした あかり)21歳
田村 周彦 (たむら たかひこ)22歳/ともに慶應義塾大学

木下あかり・田村周彦組
木下あかり・田村周彦組

結成は2020年夏。テストを受け、級を上げ、西日本選手権で公式戦デビュー。そして、辿り着いた全日本。

同じ大学に通う2人は、コミュニケーションが取りやすいのが強みだといい、今シーズンは、ユニゾンやコネクションが徐々に合ってくるようになったと話す。

ルールの研究や得点のシミュレーションを重ね、全日本では表彰台を目指していく。

村元哉中・高橋大輔組
村元哉中・高橋大輔組

(2)3年連続3回目
村元 哉中(むらもと かな)29歳
高橋 大輔(たかはし だいすけ)35歳/ともに関西大学KFSC

結成3シーズン目。”余裕”が出てきたという今シーズン、勢いは止まらない。

10月のチャレンジャーシリーズで初優勝。リズムダンスでは、国際公認大会での自己ベストをマーク。GPシリーズでは、2戦ともにフリー後半グループ入りを果たすなど、着実にレベルアップを見せる。

フリーは高橋自身16年ぶりの「オペラ座の怪人」を演じる。3度目の全日本、悲願の優勝を狙う。

小松原美里・小松原尊組
小松原美里・小松原尊組

(3)7年連続7回目
小松原美里(こまつばら みさと)30歳
小松原尊(こまつばら たける)31歳/ともに倉敷FSC

昨シーズンは、北京五輪に出場し、長年の夢を叶えた。

4年後のミラノ・コルティナ五輪も視野に入れ、再出発の今シーズン。カナダ・モントリオールに腰を据え、世界一のアイスダンスチームで練習を積んできた。

2019年さいたま開催の世界選手権では、惜しくもフリーに進めず、悔し涙。そのリベンジをするべく、そして、世界選手権代表の座は譲れない。全日本5連覇へ、突き進む。

アイスダンスのフリーは、12月24日(土)に行われる。

全日本フィギュアスケート選手権2022
フジテレビ系列で12月22日(木)から4夜連続生中継(一部地域を除く)

https://www.fujitv.co.jp/sports/skate/japan/

全日本までの道の詳しい概要はフジスケで!
https://www.fujitv.co.jp/sports/skate/figure/toJPN.html

フィギュアスケート取材班
フィギュアスケート取材班