岸田首相は、16日の記者会見で、自民党内の防衛力の強化と増税決定に至る議論について、「プロセスについて問題があったとは思っていない」と述べた。
さらに、「3文書や防衛力の抜本的強化については、昨年末から議論を始めている」「有識者会議を開いて様々な意見を聞いた」とした上で、「防衛力強化の内容・予算・財源の3つを本年末に一体的に決めて国民に明確に示すという方針を、国会でも、たびたび会見の場でも、一貫して申し上げてきた」と述べた。
そして、「1年以上にわたる丁寧なプロセスを行ってきた」と強調した。
その一方で、「問題があったとは思っていないが、しかし、国民の皆さんから様々な意見や指摘があることは、政府としても引き続きしっかり受け止めなければならない」と述べた。