中国の先月の消費動向を示す小売業の売上高が、去年の同じ月より5.9%減少し、新型コロナの経済への影響が深刻化しています。
中国の国家統計局はきょう、先月の小売売上高が、前の年の同じ月に比べ5.9%減少したと発表しました。2カ月連続のマイナスで、減少幅も前の月より大きく拡大しました。
また、各地で厳しい行動制限による影響などで、飲食店の収入は前年比マイナス8.4%になりました。
中国でコロナ関連の規制は、今月に入り緩和されたものの、北京中心部の繁華街では感染を恐れた市民が外出を控え閑散としていて、消費が回復する見通しは立っていません。