国土交通省のツイッターに投稿された1枚の写真が今、話題になっています。
写っているのは、一見食品サンプルのような、凍ったラーメン。一体どういうことなのでしょうか。

「食品サンプル?」“カチカチラーメン”で注意喚起

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「あなたは気付きましたか…?このラーメンの違和感に…」

と、国交省・中部地方整備局のツイッターに投稿されたのは、雪の中でカチカチに凍ったラーメン。箸と麺が、支えもなしに自立しています。

この写真を見た人たちからは、「コレが噂のバリカタ?」「国土交通省が食品サンプル!?一瞬意味が分からなかった」と話題になっています。

国土交通省の出先機関である中部地方整備局がなぜ、凍ったラーメンの写真を投稿したのでしょうか。

写真を撮影した担当者は、若手職員。話を聞いてみると、「寒さは目に見えるものではないため、何かを凍らせて目を引きそうなものを考えたときに思いついたのがラーメンだった」といいます。

雪の影響で、事故を起こしたり、立ち往生したりする車が頻発するこの時期。インパクトのある“カチカチラーメン”の写真で、路面凍結への注意を促していたのです。

過去には「凍ったジーンズ」「氷の手」も

中部地方整備局は過去にも、まるで透明人間が履いているように見える「凍らせたジーンズ」

さらに、ゴム手袋に水を入れて作った大量の「氷の手」などを投稿し、注意喚起をしていました。

しかし、凍らせるには大変な労力がかかっていたようで、担当者は「どのくらいの時間をかければラーメンが凍るかもわからないところの中、手探りで作るのが一番不安だった」といいます。仮眠をとりながら、たったひとりで 一晩かけて製作したと明かしてくれました。
次回作の構想はあるのか聞いてみると…

国土交通省飯田国道事務所 若手職員:
あるのですが、内緒にしておきます。ただ、ラーメンよりも見栄えがいいものは作れない可能性はあるので、これがベストなのかもしれない。
長野県の木曽地域では現在も雪が降っている状態でして、路面凍結や路面スリップなど、長野県に来られる際には、スタッドレスタイヤに替えていただいて、チェーンやスコップを携行して来ていただければと思っています。

(めざまし8 12月15日放送)