東京・成城消防署で8日、感謝状を受け取る4人の男女。2022年9月に東京・世田谷区で、心肺停止の70代の男性を救助した。

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現場は保育園の目の前にある道路だった。朝、子供を送りとどけた男性が、倒れている人を見つけた。
男性を救助した山本修史さんは、「全く意識がなくて、途中でいびきもはじまった」と当時の状況を振り返る。

気道を確保する人・心臓マッサージをする人・男性へ呼びかけ続ける人に分かれ、残る1人は状況を携帯で撮影

映像が送られた先は、消防指令センターだった。

実際の映像。右端のモニターに、現場から送られてきた映像が映されている
実際の映像。右端のモニターに、現場から送られてきた映像が映されている

その時の消防指令センターの、実際の映像が残っている。モニターに現場の様子が映し出され、隊員が指示を出している。

実際の映像。右端のモニターに、現場から送られてきた映像が映されている
実際の映像。右端のモニターに、現場から送られてきた映像が映されている

隊員(当時の実際の映像):
頭ぶつけて血が出たりしてませんか?
分かりました、ではそのまま心臓マッサージ続けましょう。1、2、3、4。  

救急隊員が到着した時には、回復の兆しが見られたという。

男性を救助した今井えり菜さんは、「的確なアドバイスと、状況を見てもらっていることがすごく安心感があった」と話した。また、山本さんも「男性が一命を取り留めたと聞いたので、それが一番嬉しかった」と安堵していた。

救助された男性はその後、社会復帰しているということだ。

(「イット!」2022年12月8日放送分より)

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