中国の江沢民・元国家主席が死去しました。96才でした。

生前の江沢民・元国家主席
生前の江沢民・元国家主席
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中国国営メディアによりますと江沢民・元主席はきょう午後0時13分に上海市内の病院で白血病と多臓器不全により亡くなったということです。

江氏は1989年、天安門事件で失脚した趙紫陽氏にかわり当時の最高実力者だった鄧小平氏の抜てきにより共産党トップの総書記に就任しました。

その後、江氏は軍トップの軍事委員会主席と国家主席に就任し党、軍、国家の3つの権力を掌握。

生前の江沢民・元国家主席
生前の江沢民・元国家主席

鄧小平氏が進めた改革開放路線を引き継ぎ、中国の高度経済成長の基礎を固め、毛沢東氏、鄧小平氏に次ぐ第3世代指導者としての地位を確立しました。

日本との関係で江氏は歴史問題で厳しい姿勢をとり学校で反日教育を進めました。

1998年の日本訪問で江氏は過去の歴史について謝罪を要求したほか天皇陛下との晩さん会では過去の日本の軍国主義を批判しました。

2003年の国家主席退任後も軍トップのポストに残り、一定の影響力を保っていましたが、2012年の習近平体制発足とともに事実上、完全引退していました。

2019年10月には中国建国70周年の軍事パレードに習近平国家主席らと共に姿を見せ、健在ぶりをアピールしていましたが、10月に行われた 中国共産党党大会には姿を見せませんでした。