米中国防相がカンボジアで5カ月ぶりに会談し、今後対話を維持することで一致したが、台湾問題について応酬となった。

アメリカのオースティン国防長官と中国の魏鳳和国務委員兼国防相は22日、訪問先のカンボジアで会談した。

会談の中で、台湾問題について、オースティン国防長官が一方的な現状変更に反対することを強調し、これ以上の不安定な行動を控えるよう求めた。

これに対し、魏国防相は台湾問題が「中国の核心的利益であり超えてはならない最重要のレッドライン」とした上で「台湾問題の解決は中国人自身の問題であり、いかなる外部勢力も干渉する権利はない」とアメリカの介入を強くけん制した。

一方、両氏は偶発的な衝突を回避するために危機管理を強化し対話を継続することで一致した。

(画像:中国国防省HPより)

国際取材部
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