天皇陛下は6日、東京大学医学部附属病院で前立腺のMRI検査を受けられた。

午前9時すぎ、陛下は会釈をして皇居・乾門を車で出発し、午前9時半ごろ東京・文京区の東京大学医学部附属病院に到着された。

宮内庁によりますと、陛下はこれまでの検診で、前立腺がんなどの可能性を調べる腫瘍マーカーのPSAの数値に「やや懸念される傾向」が見られ、前立腺に疾患がないかどうか調べるため、6日、MRI検査を受けられた。

陛下は自覚症状はなく、10月には即位後初めて沖縄県を訪問したほか、今月も文化勲章の親授式やドイツ大統領夫妻との面会、青年海外協力隊員との懇談など、連日公務に臨み、普段通り過ごされている。
検査を終えた陛下は午後1時過ぎ、病院を後にされた。検査結果は後日公表される見通し。