10月28日から30日にかけて行われた西日本選手権。

シニア男子は壷井達也、シニア女子はJr.GPファイナル出場を決めている吉田陽菜が優勝。ジュニア男子は朝賀俊太朗、ジュニア女子は島田麻央が初優勝した。

今回は、12月21日から大阪・東和薬品RACTABドームで行われる全日本選手権の切符を手にした選手たちを順番に紹介。シニア男女、ジュニア男女、アイスダンス、ジュニアアイスダンスの順に触れていく。

シニア男子

シニア男子は上位10名が全日本へ進出した。

2020、2021年はジュニアで連覇した壷井達也が、シニアで初優勝を飾る。直前で左肩を脱臼し、10月上旬の近畿選手権では構成を落として挑んだ。

「3週間リハビリをして徐々に振付やジャンプにも影響がない範囲で動かせるようになってきた」と経過は良好の中、西日本を迎えた。

ショートでは冒頭の4回転サルコウで転倒。残りのトリプルアクセルや3回転+3回転の連続ジャンプでも細かいミスがあったため、すべてのジャンプで出来栄え点がマイナス評価になり、ショートは2位のスタートに。

フリーでは直前の6分間練習で4回転サルコウを着氷させるが、演技では2回転となり成功とはならなかった。

西日本選手権で優勝した壷井達也
西日本選手権で優勝した壷井達也
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壷井は「6分間練習で久々と言っていいぐらいの(良い出来の)ものが跳べていた。今日はいけるかなという気持ちがあったが、少し力んでしまった。まだ曲に入れる段階の積み重ねができていないと感じた」と振り返る。

その後はすべてのジャンプを着氷させ、ショート2位からの逆転優勝を果たした。壷井はこのあと、GPイギリス大会とフィンランド大会が控えている。

「もっと上手な選手と競い合える機会がたくさんあると思うので、そこでの学びを自分の演技の中に落とし込んで、積み上げたものを全日本で出せるように頑張っていきたい」

壷井は今シーズンの目標に「ショート90点以上とフリー170点以上」を掲げている。初のGPシリーズ出場でどんな経験を積んで帰ってくるのか、楽しみにしたい。

2位の木科雄登は、2年連続の表彰台で全日本への出場を決めた。

ショートではマイケル・ジャクソンの「Bad」をキレのある動きで、見応えのある演技を披露する。無観客の今大会だったが、有観客であったら観客の手拍子が鳴り響いただろう。表現だけではなく、ジャンプもすべて着氷し、ショートは首位に。

2年連続表彰台に登った木科雄登
2年連続表彰台に登った木科雄登

雰囲気を一変させたフリーでは「Primavera」のしっとりとしたピアノの音色を繊細に表現。ショートとフリーでステップは最高評価のレベル4を獲得。

去年は腰のケガの影響で全日本のフリーに進めず、悔しい思いをした。

木科は「去年は普通に考えたら出られないような状況で、氷にただ立ちに行く感じだった。そういう思いで会場に行ったら『やっぱり滑りたい』という気持ちが出てきて、そこの悔しさがあった。滑れることもありがたいし、トリプルアクセルを入れて試合ができるのは幸せなこと。ケガに気をつけて、全日本で最高のガッツポーズがしたい」と意気込んだ。

今シーズン、ペアとの二刀流で奮闘する森口澄士(すみただ)は3位に。去年の優勝に続き、2年連続で表彰台に登り、全日本へ。

ショート、フリーともにジャンプのミスが目立ち、悔しそうな表情で大会を終えた森口。それでも課題に挙げていたスピンで、ショートはすべて、フリーは3つ中2つで最高評価のレベル4を獲得し、練習の成果を見せた。

今シーズン、ペアとの二刀流で奮闘する森口澄士
今シーズン、ペアとの二刀流で奮闘する森口澄士

「今回はスピン、ステップでレベルをしっかり取れた。全日本ではオールレベル4を取れるように、細かい練習もしっかりしたい。10位以内に入って強化選手になることを目標に、パーソナルベストを更新できるように頑張りたい」

全日本では男子とペアが同日に開催される。どんな二刀流を見せてくれるのだろうか。

ラストシーズンの全日本に挑む須本光希
ラストシーズンの全日本に挑む須本光希

4位の須本光希は、自身のラストシーズンに地元・大阪開催の全日本をつかんだ。昨シーズンから悩まされている体調不良と戦いながら競技を継続中だ。

「トリプルアクセルと4回転を今はまだできる状態ではない。今回フリーを最終グループで滑って、みんなを見ていて、(自分の構成は)物足りないと思った。失敗しても成功してもどちらかを全日本で入れたい」

今まで大舞台での1番滑走の経験がないという須本は、「1番滑走のきれいな氷で滑ってみたい」と最後となる全日本への思いを馳せた。

次戦でGPフィンランド大会が控える本田ルーカス剛史
次戦でGPフィンランド大会が控える本田ルーカス剛史

本田ルーカス剛史は、ジャンプの精度が上がらず5位に。全日本では「1桁の順位に入りたい。4回転とトリプルアクセルもしっかりと着氷できるように」と目標を語る。次戦はGPフィンランド大会だ。海外試合の経験を経て、どんな姿で全日本に帰ってくるのか期待したい。

全日本でトータル200点超を目指す杉山匠海
全日本でトータル200点超を目指す杉山匠海

6位で全日本を決めたのは岡山大学に通う大学2年生の杉山匠海。

昨シーズンは勉強との両立に苦戦していたが、最近はバランスを保てるようになり、細かい動作まで今シーズンは練習が積めているという。

持ち味の伸びやかな滑りで、全日本ではトータル200点超を目指す。

西日本での悔しい思いを全日本で晴らしたい櫛田一樹
西日本での悔しい思いを全日本で晴らしたい櫛田一樹

7位の櫛田一樹は、フリー冒頭の4回転でつま先をついた際に、左足首を負傷。その影響もあり、5度転倒してしまう。

「気持ちを切り替えて、この悔しい気持ちを全日本で晴らしたい」と雪辱を誓った。去年の全日本で納得のいく演技ができず、現役続行を決意。今回も悔しさを胸に、全日本に向けて練習を積む。

ここからは激しい出場権争いを制し、初出場をつかんだ小林隼、三島悠生、彦阪昇吾の3選手を紹介。

シニア1年目の小林隼
シニア1年目の小林隼

8位の小林隼(しゅん)は滋賀出身のシニア1年目。

「本当に夢の舞台で、そこに自分が出られることは光栄」と全日本進出を喜んだ。初の大舞台でフリー進出を目指す。

自己ベストのスコアで全日本を手にした三島悠生
自己ベストのスコアで全日本を手にした三島悠生

9位の三島悠生(はるき)は、自己ベストのスコアで初の全日本へ。

今シーズンがシニア1年目の三島は「自分らしい演技ができれば点数も伸びてくると思うので、まずはショートを通過したい」と語った。

最後の1枠をつかんだ彦阪昇吾
最後の1枠をつかんだ彦阪昇吾

そして最後の1枠をつかんだのは10位の彦阪昇吾。静岡出身の立命館大学の1年生。大学のある京都の地で初の全日本を決めた。

競技を本格的に始めたのは中学1年生という彦阪は、わずか6年で全日本までたどり着いた。師事する笹原景一朗コーチは、2018年大阪での大会が現役最後の全日本。

「『コーチとしての目標が選手と全日本のキスクラに座ること』と聞いていたので、その第1号になれてよかった」とコーチの夢も叶えた。人として成長させてくれるというコーチと二人三脚でつかんだ舞台で、納得のいくノーミス演技を目指す。

シニア女子

シニア女子は上位7名が全日本へ進出する。

初優勝を飾った吉田陽菜は、ショート、フリーともに2点を超える出来栄え点でトリプルアクセルを成功させ、ショート2位から逆転。

今シーズンはJr.GPシリーズに出場したが、国内はシニアのカテゴリーで参戦したことを「今後のことを考えてシニアで戦えるようにしていきたいのと、ショートでトリプルアクセルを挑戦できるので、両方でトリプルアクセルに挑戦して、どんどん上に上がっていけるように頑張りたい」と語った。

ショート2位から逆転優勝した吉田陽菜
ショート2位から逆転優勝した吉田陽菜

ショートでは回転不足が取られるジャンプもあったが、フリーではすべての要素で加点のつく、ノーミス演技を披露。映画「スターウォーズ」の力強い世界観を見事に表現した。

「今できることは全部出したと思う。安心した気持ちと嬉しい気持ちがある。演技構成点があまり高くなかったので、もっと練習で伸ばせるところがあると感じた」と演技のさらなるブラッシュアップを誓った。

優勝により全日本のショートは後半グループで滑走する。GPシリーズに出場しているトップ選手たちと滑るのを心待ちにしている。

2位の三原舞依は、ショートでは近畿選手権よりもさらに磨きのかかった演技を披露。リンク全体を余すことなく使い、「戦場のメリークリスマス」をしっとりと滑りあげた。

スピン、ステップともにオールレベル4を獲得。得点が1.1倍になる演技後半の3回転ルッツ+3回転トゥループの連続ジャンプもクリーンに成功。得点も74.04点と今季世界2位相当のスコアを叩き出した。

次戦でGPシリーズ2戦が控える三原舞依
次戦でGPシリーズ2戦が控える三原舞依

フリーではジャンプで堪える場面が多く、課題を残す結果に。

「昨シーズン使っていた曲では、呼吸を合わせられていた。もっと緩急をしっかりつけられるように、このプログラムでももっと呼吸を合わせられたら。フリーももっと滑り込みたいなと、(真っ赤な)この衣装くらい燃えています」と意欲を見せた。

三原はGPイギリス大会とフィンランド大会が控えている。海外遠征で演技をブラッシュアップし、どんな姿で全日本の舞台に立つのか。

2年連続の全日本を手にした三宅咲綺
2年連続の全日本を手にした三宅咲綺

3位の三宅咲綺は、2年前に同じ会場で行われた西日本で出場権を逃している。今回は表彰台に登り、雪辱を果たし、2年連続の全日本を手にした。

今シーズンから師事している中野園子コーチに「私はノーミスする子が好きよ」とハッパをかけられながら練習を積んだことで、今のジャンプの安定感につながっているという。今大会の結果で全日本のショートは後半グループで滑走する。

「もっと自分を知ってもらえるいい機会。もっと練習をして、フリーも後半グループで滑れるように頑張りたい」

去年はフリーに進出できず、どん底を味わった舞台で、この1年の成長を見せたい。

出場権を逃した仲間を思いやり、自身を鼓舞する山下真瑚
出場権を逃した仲間を思いやり、自身を鼓舞する山下真瑚

4位の山下真瑚は、ショート3位でスタート。フリーでは音源トラブルもあった中で、ジャンプのミスも目立ち、表彰台を逃した。

「フリーはボロボロだったので(全日本に)行けてよかったなと思うけど、今回は枠が少ないのでいけない人もたくさんいる。全日本までに練習しまくって、“この子が全日本に行ってくれてよかったな”と思ってもらえるような演技をしたい」と出場権を逃した仲間たちを思いやった。

現役ラストの全日本に挑む竹野比奈
現役ラストの全日本に挑む竹野比奈

5位の竹野比奈は、不調だった中四国九州選手権から立て直し、今年も全日本へ。

「自分ができることを最大限に発揮できるよう、コツコツと積み上げて練習していきたい」

現役ラストと決めて挑んでいる今シーズン。最後の全日本で有終の美を飾ることができるか。

11回目の全日本出場を決めた大庭雅
11回目の全日本出場を決めた大庭雅

シングル最年長の大庭雅は6位に入り、11回目の全日本をつかんだ。ショートでは直前に6分間練習で転倒し、足を痛めるアクシデントも。それでも大きなミスなく終えたことが全日本につながった。

「全日本でフリーを滑ることが一番の目標。ショートで3回転+3回転の連続ジャンプがハマるように練習していきたい」と意気込んだ。

ラストシーズンに全日本出場をつかんだ竹野仁奈
ラストシーズンに全日本出場をつかんだ竹野仁奈

7位の竹野仁奈は、姉・比奈と同様、今季がラストシーズンと決めている。ショート8位と全日本出場圏外のスタートとなったが、フリーでは回転不足がありながらもすべてのジャンプを着氷させ、8位とはわずか0.87点差で戦いを制した。

最後の全日本に向けて、「最後なので全力で楽しめたら。スピン、ステップを今シーズンはオールレベル4で揃えることがたくさんできているので頑張りたい」と語った。

ジュニア男子

ジュニア男子は、上位16名が11月25日からの全日本ジュニアへ進出する。

高校2年生の朝賀俊太朗が、Jr.GPシリーズに出場した実力者たちを抑えて、初優勝。ショートでは、アップテンポな曲調を軽快に踊り、途中の側転も決まり、会場を沸かせた。

フリーは「ノートルダム・ド・パリ」を重厚感たっぷりに表現。ショート、フリーでは全く異なる曲調をしっかりと演じ分け、大きなミスなく滑りきった。

初優勝した朝賀俊太朗
初優勝した朝賀俊太朗

オリックス・バファローズの大ファンだという朝賀は、日本シリーズでの激闘に刺激を受け、自身も去年8位から一気に優勝まで駆け上がった。

「1年間でスケートへの取り組みが大きく変わったと思っていて、昨シーズンはあまりいい成績が出なくて本当に落ち込んで、ケガもして悪循環だった。そこから復活して頑張るという気持ちで今シーズン練習を頑張っているので、この結果がうれしい」

今年の全日本ジュニアでは8位以内に入り、全日本の推薦出場を狙う。

垣内珀琉(はる)が2位で初の表彰台に。近畿選手権での4回転初成功から3週間、「練習を今まで一番頑張ってきた」という。

今大会もフリー冒頭に4回転トゥループに挑戦し、1.52点の加点がつく鮮やかな着氷を見せ、2大会連続で大技を成功させた。その後は、アヴィーチーの「Wake Me Up」をリズミカルに踊り、見守る田中刑事コーチも手拍子で後押しした。

フリーは自己ベストを出し、ショート5位から表彰台へ。「全日本ジュニアは“これ以上”とか欲張ってはいけないと思うので、同じことがまたできるように。ショート、フリーでノーミスしたら得点もついてくると思うので、そこを目指したい」

3位の佐々木晴也は、昨シーズン大学受験のため全休。今春、京都大学経済学部に入学し、戦いのリンクに戻ってきた。

ショートはジャンプのミスが重なり8位だったが、フリーでトリプルアクセルを成功させるなど、まずまずの演技を見せて巻き返した。

前回出場した2020年の全日本ジュニアでは22位。「あの悔しさだけは一生忘れないと思っているので、その借りを絶対返します。スケートに復帰したきっかけが、“あれじゃ終われない”という気持ち。ただそれだけだったので、本気でやろうと思っています」

リベンジの舞台となる全日本ジュニアでは、その先の全日本の推薦出場も見据えている。

ジュニア女子

ジュニア女子はシードの島田麻央に加えて上位12名が全日本ジュニアへ。

Jr.GPシリーズを2戦連続で優勝した島田麻央が、この西日本でも貫禄の優勝を果たす。

ショートを危なげなくミスのない演技で終えると、フリーでは日本女子ではまだ誰も成功させていない4回転とトリプルアクセルの同時成功に挑んだ。

西日本選手権で初優勝した島田麻央
西日本選手権で初優勝した島田麻央

「6分間練習ではアクセルがあまり良くなくて、4回転は転んでいたけど、自分ではいい感触だった。本番は逆になってしまった」

こう語るように、最初に組み込んだトリプルアクセルはムダのない助走からしっかりと着氷させ成功。続く4回転トゥループは、回転が足りずに着氷してしまい転倒と、今回も同時成功とはならなかった。

それでも崩れることなく、残りすべてのジャンプを加点が多くつく出来で成功。スピン3つすべてでレベル4を獲得し、初の西日本を優勝で終えた。次戦は連覇のかかる全日本ジュニアだ。

「去年は1位を取れると思っていなくて、結果的に1位だった。今回は優勝を狙って、自分の中でいい演技をして優勝したい」

全日本ジュニアで優勝すると、世界ジュニア選手権の内定が出る大一番。どこまで力を発揮できるか期待したい。

2位の柴山歩は、ショート、フリーともにすべてのジャンプを着氷し、すべてのスピンで最高評価のレベル4を獲得した。表現の面でも長い手足を生かしたリンクに映える演技で魅了。

ショートでは「風の神の歌」を神秘的に演じ、「Jr.GPポーランド大会で悔しい思いをして、今まで以上にショートをたくさん練習してきた」と振り返る。

フリーの「トゥーランドット」は今までで一番気に入っている曲で、こだわりのプログラム。「まだまだすべてで上げられるところがあるので、全部完璧にしたい」とブラッシュアップをして全日本ジュニアに挑む。

ジュニア1年目で3位に入ったのは村上遥奈。ショートはわずかな回転不足があったが、すべてジャンプを着氷させ、自己ベストを更新。フリーではすべての要素で加点がつく、ノーミスの演技を披露。フリーでも自己ベストを更新した。

今シーズンはペアとの二刀流で忙しい日々を送る中で、大きな成長を見せた大会となった。

去年はノービスからの推薦選手として全日本ジュニアに出場したが、フリーに進むことができなかった。「全日本ジュニアでは、より良い演技をして、笑顔で終われるように滑りきりたい」と語る。1年間の成長を出しきれるか、注目だ。

アイスダンス

全組が初出場となったアイスダンスは全組全日本へ。

優勝は高橋ニコル・シャイロー・ジャド組。アメリカを拠点にする2人は、去年全日本の出場権を得ながらも、入国制限で出場できなかった。

優勝した高橋ニコル・シャイロー・ジャド組
優勝した高橋ニコル・シャイロー・ジャド組

この1年でさらに関係を深め、チームとして成長。“ニコシロ”の強みは「ターンのコントロールなどしっかりと学んできた。基礎がちゃんとできているかを見てもらいたい」と話す。

2人では初めて、高橋は6年ぶりの全日本。「去年の今頃と比べると成長したと思う。ちょっと自信を持てたと思うので、全力を出し切れると思うので頑張ります」

慶應義塾大学のカップル、木下あかり・田村周彦組
慶應義塾大学のカップル、木下あかり・田村周彦組

2位は慶應義塾大学のカップル、木下あかり・田村周彦組。

2020年夏に結成され、去年から少しずつ試合に出始め、今年憧れの全日本にたどり着いた。同じ大学ということもあり、コミュニケーションの取りやすさが2人の強みだという。

新カップルの矢島榛乃・松井努夢組
新カップルの矢島榛乃・松井努夢組

3位は新カップルの矢島榛乃・松井努夢組が入った。樋口豊コーチを介して、トライアウトを経て結成された2人は「全日本ではやってきたことを100%出し切って、笑顔で終われるようにしたい」と意気込んだ。

結成半年のカップル、菊池彩子・池田喜充組
結成半年のカップル、菊池彩子・池田喜充組

結成半年のカップル、菊池彩子・池田喜充組が4位で全日本へ。

アイスダンスを長く経験している池田がリードし、全日本に向けては「まず見てもらう。みんなを楽しませるスケートができれば」と語った。

ジュニアアイスダンス

ジュニアアイスダンスは、出場した4組が全日本ジュニアへ出場する。

“きだもり”こと來田奈央・森田真沙也組
“きだもり”こと來田奈央・森田真沙也組

優勝はJr.GPチェコ大会で3位に入った“きだもり”こと、來田奈央・森田真沙也組。

昨シーズンよりもパフォーマンスがスケールアップした2人。フリーではガッツポーズも飛び出す会心の出来で、初めて90点台を突破した。

「前取れていたレベルを取りこぼしてしまったところもあったので、そこを全部改善して点数を伸ばせるようにしたい」と連覇を狙う全日本ジュニアではさらなる飛躍を誓った。

全日本までの道の詳しい概要はフジスケで!
https://www.fujitv.co.jp/sports/skate/figure/toJPN.html

シニア男女、ジュニア男女、アイスダンス、ジュニアアイスダンス順位

シニア男子
1 壷井 達也(シスメックス)219.29点
2 木科 雄登(関西大学)203.53点
3 森口 澄士(木下アカデミー)196.37点
4 須本 光希(関西大学)191.32点
5 本田 ルーカス剛史(木下アカデミー)182.44点
6 杉山 匠海(岡山大学)181.02点
7 櫛田 一樹(倉敷FSC)165.86点
8 小林 隼(同志社大学)158.24点
9 三島 悠生(ひょうご西宮FSC)152.12点
10 彦阪 昇吾(立命館大学)137.34点

シニア女子
1 吉田 陽菜(木下アカデミー)209.44点
2 三原 舞依(シスメックス)206.58点
3 三宅 咲綺(岡山理科大学)174.45点
4 山下 真瑚(中京大学)168.65点
5 竹野 比奈(福岡大学)159.89点
6 大庭 雅(東海東京FH)151.91点
7 竹野 仁奈(筑紫女学園大学)151.28点

ジュニア男子
1 朝賀 俊太朗(木下アカデミー)196.14点
2 垣内 珀琉(ひょうご西宮FSC)191.04点
3 佐々木 晴也(京都大学)180.56点
4 片伊勢 武 アミン(関西大学)179.41点
5 森本 涼雅(木下アカデミー)168.18点
6 名倉 一裕(大阪スケート倶楽部)165.74点
7 三島 舞明(名古屋FSC)162.04点
8 中村 俊介(木下アカデミー)161.80点
9 田内 誠悟(名東FSC)158.11点
10 小島 志凰(浪速中・高スケート部    )156.65点
11 磯和 大智(京都宇治FSC)155.96点
12 芳岡 優希(LYS)151.50点
13 大村 健太(岡山FSC    )146.94点
14 佐藤 和那(邦和みなとスケート部)146.74点
15 三原 庸汰(ノイエス金沢FSC    )143.93点
16 垂水 爽空(パピオフィギュアクラブ)138.99点

ジュニア女子
1 島田 麻央(木下アカデミー)199.35点
2 柴山 歩(木下アカデミー)181.79点
3 村上 遥奈(木下アカデミー)167.27点
4 和田 薫子(グランプリ東海クラブ)162.10点
5 櫛田 育良(木下アカデミー)156.77点
6 山田 恵(木下アカデミー)150.96点
7 清水 咲衣(大阪スケート倶楽部)148.08点
8 岩崎 陽菜(なみはやクラブ)140.25点
9 岡本 真綸(岡山理大附高校)139.30点
10 吉本 玲(神戸クラブ    8)130.93点
11 杉山 菜那(京都宇治FSC)130.80点
12 柚木 心春(京都宇治FSC)125.93点
13 鴨井 彬莉彩(パピオフィギュアクラブ)125.28点

アイスダンス
1    高橋 ニコル・シャイロー ジャド(Dream FC USA)126.44点
2 木下 あかり・田村 周彦(慶應義塾大学)122.61点
3 矢島 榛乃・松井 努夢(西武東伏見FSC・明治大学)112.69点
4 菊池 彩子・池田 喜充(法政大学・西武東伏見FSC)107.96点

ジュニアアイスダンス
1 來田 奈央・森田 真沙也(木下アカデミー)149.14点
2 岸本 彩良・田村 篤彦(西武東伏見FSC)126.71点
3 山下 珂歩・永田 裕人(倉敷FSC)104.12点
4 原澤 七愛・熊野 英輔(神奈川FSC・多摩大学目黒高等学校)87.22点


 

フィギュアスケート取材班
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