この記事の画像(10枚)

10月29日、東京・渋谷のとある会場に集まる人々。
実は彼らには、ある共通点が。参加者に名前を訪ねてみると…

「理科のタナカヒロカズです」    
「教諭のタナカヒロカズです」
「工事のタナカヒロカズです」
「システムのタナカヒロカズです」

なんと全員が“タナカ・ヒロカズ”さん。

会場で行われていたのは、同姓同名の「タナカヒロカズ」さんが1カ所に集まる「タナカヒロカズ運動全国大会2022」。全国の「タナカヒロカズ」さんが一堂に会し、同姓同名の人を集めたギネス世界記録に挑戦したのです。

この挑戦は、タナカヒロカズさん同士の交流を目的に設立された「田中宏和の会」が主催しています。

「ここに全員いてるのが、タナカヒロカズっていうのはもうすごく不思議な感じで、僕も感無量にちょっと感じているところです」

そう話すのは、「ピッチャー」のタナカヒロカズさん。彼こそが「田中宏和の会」のキーパーソンです。

1994年のプロ野球ドラフト会議で、当時の近鉄バファローズからドラフト1位で指名されたのが、この“ピッチャーの田中宏和”さんでした。
会の発起人はこの時のドラフトの様子を見て、まるで自分が選ばれたかのように気持ちが高ぶったといい、これが「田中宏和運動」を始めるきっかけになったということです。

今回の参加者は、3歳の「平成最後」生まれのタナカヒロカズさんから、新幹線で会場に駆けつけた80歳のタナカヒロカズさんまで、年齢も経歴も様々。

実は、全員が「タナカヒロカズ」さんなので、お互いを「ラッパ」「サーファー」「レインボーブリッジ」や「砂丘」と言った“ニックネーム”で呼び合っているそうです。

記録認定の条件は5分間、同じ場所にいること。
会場全体が緊張する中、ギネスワールドレコーズジャパンの公式認定員が人数をカウントします。

結果は「178人」

見事ギネス世界記録を達成しました。

発起人「ほぼ幹事」のタナカヒロカズさん:
どこにでもいる普通の人たちが、同姓同名というだけで、たまたま思いついてみんなで協力し合って世界一になると、夢があっていいんじゃないかなと思いますよ

(めざまし8 「NewsTag」より10月31日放送)