2022年夏に開催された「よさこい鳴子踊り特別演舞」を題材にした写真コンクールの作品展が、高知市で開かれている。特選に輝いた写真に写る踊り子からは喜びの声が上がった。

全国15都府県から応募…選りすぐりの受賞作50点展示

藤尾悠アナウンサー:
3年ぶりのよさこいに沸いた、あの感動が写真でよみがえります

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8月に開催された「2022よさこい鳴子踊り特別演舞」。

踊り子たちの姿を収めた写真コンクールの作品展が、高知市の「高知よさこい情報交流館」で開かれている。
会場には全国15都府県から応募があった239点のうち、受賞作品50点が展示されている。

鮮やかな色彩が目を引く作品「麗涼の眼差し」。吸い込まれそうなまなざしと構図の良さが高く評価され、凖特選に選ばれた。

藤尾悠アナウンサー:
美しい踊り子たちの写真の中には、この方の写真もありました

須賀IZANAI連で圧巻の演舞を披露した世界的ダンサー・菅原小春さん(30)。よさこいに魅了され、2021年夏に東京と高知の2拠点生活を始めたことでも話題を呼んだ。

藤尾悠アナウンサー:
静止画で見ても、よさこいの神が乗り移ったような躍動感が伝わってきますね

特選に輝いたのは、高知大と県立大の学生で構成されたよさこいチーム「高知学生 旅鯨人」を撮影した作品「ともしび」。踊り子の友人で高知大学に通う田中恒輝さんが撮影した。

高知よさこい情報交流館・佐伯泰典館長:
従来のエネルギッシュな作品とはまた違って、暗い所から明るい方を見ていて。その目が明るいよさこいの未来を暗示しているような。審査員3人ともがそういうものを感じた

特選受賞に“激エモ”…元代表らから喜びの声

取材した日、2022年の旅鯨人の代表を務めた前田琉乃介さんが会場を訪れていた。

高知学生 旅鯨人・前田琉乃介元代表:
電話かかってきたんスよ。「旅鯨人の作品が(受賞作品に)なりましたよ」みたいな感じで。すげー入選したんやと思ったら、まさかの「特選」で急いで来ました。コロナとかで暗かった中で、時代を照らせ!みたいな。旅鯨人がやったテーマを読み取ってくれるのはうれしい。“激エモ(感動)”やな

写っていた「ねね」こと1年生の踊り子、折見汐織さんは当時を振り返って…

特選の写真に写っている折見汐織さん(1年):
夜なんで、もうちょっとで終わってしまう、カウントダウンしていくような。一瞬一瞬を大切にしていこうって気持ちで踊っていた。(特選って聞いて)本当にびっくりしたんですけど、ここでよさこいをしたっていう形が残っていくのが不思議だし、幸運だったなと

踊り子やカメラマンたちの思いがつまった写真展は「高知よさこい情報交流館」で11月8日まで開かれている。

(高知さんさんテレビ)

高知さんさんテレビ
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