かわいい孫には祖父も甘くなりがち。動物もそうかも…と思う動画が、TikTokで話題となっている。

ブーリくんは4歳のオスの犬。オオカミの血が入っていることもあり、鋭い眼光やただずまいが印象的。体高も90cmほどあるといい、威嚇した時の表情は迫力満点だ。

オオカミの血を引くこともあり、迫力満点
オオカミの血を引くこともあり、迫力満点
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しかし、場面が変わると…そこには子犬たちに囲まれたブーリくんの姿が。芝生に寝そべり、優しい瞳で小さな命を見つめている。表情も“別犬”のように柔らかい。

優しい目をしているのが分かる
優しい目をしているのが分かる

子犬たちに顔を舐められたり、体の上に乗っかられたりしてもされるがまま。実はこの子犬たち、ブーリくんの子どもが産んだワンちゃんで、“孫”にあたるという。寝そべっているのも、子犬たちを驚かさないように視線を合わせているとのことだ。

孫たちに好き放題されてしまった
孫たちに好き放題されてしまった

TikTokでは「強いからこそできる優しさ」「おじじ孫には甘い」などと、ギャップにやられる人が続出。動画は7月に投稿されてから10月7日時点で28万以上のいいねを集め、動画は460万回以上も再生されている。

顔見知りや孫には甘い性格

ブーリくんの飼い主で投稿者の「ローズウルフ犬舎」(@rosewolfjp)さんは、ブリーダーでもあるという。普段の生活や生態について、詳しく聞いてみた。


――育てているワンちゃんの特徴を教えて。日本の一般的な犬とはどう違うの?

フランスとアメリカが原産のティンバーウルフ(森林オオカミ)とジャーマンシェパードドッグのハイブリッドです。他者には非常にシャイな性格ですが、飼い主には人懐っこいです。フランスではティンバーシェパードと呼称されています。野生の血が入っているため、人と接するのが苦手です。そのため、他者にはあまり社交的な性格ではありません。


――ブーリくんの性格は?威嚇はどんな時にする?

知らない犬には怖いですが、知ってる犬や自分の孫犬に甘い性格をしています。散歩が大好きです。声が怖いので勘違いされがちですが(威嚇は)「馴れ馴れしく近づくなよ」という感じで、寸止めで噛みついてはいません。他の人がいると「今は遊ぶ時間じゃないぞ」と見せることがあります。

子犬たちからは“崇拝”されている

――ブーリくんは孫たちの前でどんな態度になる?

2022年4月13日に初孫が10匹産まれました。今でも非常に仲が良いです。(ブーリくんは)威厳を保つためにうなったりすることもありますが、非常に優しく接してくれています。


――子犬との関係性はどんな感じ?

ブーリはうちのボス・リーダーなので、子犬たちは“崇拝”のような感じになりました。狼の習性には、目上の存在には下から顔を舐めるようなことをするのですが、(子犬たちは)低い姿勢であいさつをするようになっています。かっこいいおじいちゃんといったところでしょうか。

ブーリ君の前では子犬たちの姿勢が低くなる
ブーリ君の前では子犬たちの姿勢が低くなる

――ブーリくんのギャップや魅力に思うところは?

ギャップは見た目に反して、臆病なところです。強そうですが、人が苦手で逃げ回ってしまうようなタイプでもあります。魅力的なのは遠吠えですね。自然が豊かな山や川、仲間が離れたときなどにしますが、すごく声が響いてかっこいいなと思います。

山中で遠吠えするブーリくん
山中で遠吠えするブーリくん

魅力的だが飼育や育て方には注意が必要

――日本の一般家庭で飼育はできるの?

飼育可能です。(私たちが育てている犬たちは)フランスやアメリカなどの数カ国にしかいないので、一般のペットショップにはいません。私はブリーダーなので、もしも分からないことがあれば相談にのったりもします。


――育てる側から見た、魅力は?

パッと目を引く野生の顔とスタイル、他の人には懐かないけど、家族にはニコニコ笑って優しい顔をすることです。できるだけ彼らと共に生活をしたり、時間をかけられる方に飼育して欲しいと願っています。一緒に山歩き、川遊びをして過ごすとニコニコ笑って走り回ってくれます。


――ブーリくんの魅力が話題となったが、受け止めを聞かせて。

飼育の仕方を間違えると危険なところもありますし、人が苦手で散歩をしていても大きな体で逃げ回ったりすることもあります。そんな“理想と現実”が非常に多くあるため、かっこいい(という理由)だけでは飼育できないことも、受け止めていただけたら幸せです。


なおローズウルフ犬舎さんによると、野生の血を引いているため、本来は子犬は近づけると襲ってしまう危険性もあるとのことだ。ブーリくんの優しさや面倒見のよさが特別で、慕われるのはそうしたところもあるのかもしれない。

(提供:ローズウルフ犬舎さん)