2016年に開催されたリオパラリンピック陸上400メートルリレーの銅メダリスト、芦田創選手(トヨタ自動車)、26歳。

幼少期に右上肢にデスモイド腫瘍を患い、摘出手術や放射線治療の中で、右腕が短く、指や手首や肘には機能障がいが残った。

「個人」勝ちたい!

そんな彼が東京パラリンピックでメダル獲得を目指すのは、リオ大会で12位に終わった本職の走幅跳。

芦田選手は、「リオの時の借りではないですけど、『個人』で勝負をする、勝ちたいという気持ちが強いです」と意気込む。

リオ大会の後、2017年3月には走幅跳で7メートル15をマークし、自己ベストを更新。この数字はリオ大会で銅メダルに匹敵する記録だった。

一躍メダル候補に名乗りを挙げると、さらなる飛躍を目指して、2018年に練習拠点をオーストラリアへ移した。

ここでの経験を芦田選手は「ジャンプの技術を見直すことができた」と振り返る。

しかし、2020年3月に東京パラリンピック代表を懸けた試合が、新型コロナウイルスの影響で中止になり急遽、帰国した。

思うような練習ができない日々について「練習が制限された中でパフォーマンスを求めに行こうとすると、“制限された中で誰が一番トレーニングできたか選手権”みたいになると思う」と複雑な心境を明かした。

「パパアスリート頑張ります!」

そんな中で芦田選手は、こんな練習パートナーを見つけた。

練習パートナーは昨年12月に生まれた長女。体重約6キロの長女を抱えて負荷をかけて腹筋したり、片足スクワットをしたりする、芦田選手が生み出した「パパトレ」。

「パパアスリート頑張ります!」と意気込み、芦田選手はリオの借りを東京で返すため、愛する家族と一緒に個人でのメダル獲得を目指している。

(「パラ★DO!」毎週土曜、15時25分~※関東ローカル)
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