大分・別府市に住む79歳の男性を紹介する。実はあることに熱中しているのだが、それは…
シュワルツェネッガーに憧れて…
大分・別府市に住む一宮英昭さん。
2022年に79歳を迎えた一宮さん。実は、「ウェイトリフティング」の選手である。

県内最高齢のウェイトリフティング選手という、まさに“パワフルおじいちゃん”。この日は、40キロの重さのバーベルを持ち上げていた。
23歳のとき、アーノルド・シュワルツェネッガーさんに憧れてボディービルを始め、その後 ウェイトリフティングの世界に飛び込んだ。
一宮英昭さん:
シュワルツェネッガーっておりますよね。その人が写真に出ていて、その体を見てたまがってですね。へぇー、こんな体になるのかなと思って
(※たまがる…大分県の方言で「おどろいた」「びっくりした」の意)

目標に向かってめきめきと力をつけた一宮さん。
マスターズの全国大会で優勝を飾ったほか、世界大会で準優勝という成績を収めたことも。
競技生活56年 その姿は周囲の刺激に
競技生活56年。今は週に3日、1時間ほどの練習で汗を流していて、県民スポーツ大会の出場は2022年で50回目を数えた。
練習後のストレッチを念入りにするのが、競技を長く続ける秘訣だという。

一宮英昭さん:
やっぱり好きなんですね。人よりも1キロでも重たいのを挙げた方が勝ちという、はっきりとしたこの競技が好き
競技に真摯に取り組む一宮さんの姿は、年下の仲間たちに刺激を与えている。
高校生:
レベルが段違いなのですごい
50代の女性:
私が80歳までとかいったら考えようがないですね。たまにお話しするが、楽しいって言ってた
一宮英昭さん:
今の状態を保っていければ、年齢は分かりませんけど、まだずっと続けるつもり。健康で長生きするためのもとですね

80歳も目前。“パワフルおじいちゃん”一宮さんのエネルギッシュな挑戦は、これからも続いていく。
(テレビ大分)