子どもたちが自らいじめの問題について考え防止策などを話し合う取り組みが22日大分県大分市で行われました。
この取り組みはいじめの問題を子どもたちに主体的に考えてもらおうと、大分市で毎年行われています。
22日は大分市内全ての小中学校から集まった代表の児童や生徒およそ80人が参加しました。
子どもたちははじめに大分市内の小中学校で実施したアンケートの結果を見ながら、いじめがなぜ起こるのかなどについて議論しました。
その後、いじめを無くすためには学校や家庭でどのような取り組みが必要か話し合いました。
◆王子中学校 2年生中川 桃花さん
「どこからがいじめかとかいろんな人の意見が聞けて、これから自分がどうしていけばいじめが減っていくのかしっかり深く考えることができた」
◆丹生小学校 6年生宮本 弦さん
「しっかり自分の意見を相手に話して相手の意見も聞いて話し合いをしていけたらいいと思った」
2023年度の大分市のいじめの認知件数は、小学校で756件、中学校で310件となっています。市としては「積極的に認知しつつ、その解消に向けて取り組んでいく」としています。